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2年前から伏線が張られていた運命の雑誌

大げさに聞こえるかもしれないけれど、運命の雑誌がある。もう廃刊になってしまったのだが、久しぶりに読み返すと、 2年前からの伏線を回収してて、鳥肌が立った。
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初めてこの雑誌に出会ったのは2019年の夏。
広告代理店に勤務する私は憔悴していた。

気晴らしに本屋を散歩していると、PERKが目に留まり、立ち読み。雑誌の巻末の特集で自立したINDEPENDENTな女性に対するインタビューがあった。

その時手にとったIssueでは伊藤美恵さんが特集されていた。衝撃が走った。

この方に会いたい!

それから、会社の福利厚生の制度で補助をもらいながら、働きながらPRの学校に通い始めた。
ちょうどその時から私は週末に社会人学生として、ファッションの専門学校に通い始めていたので、仕事に加え、ダブルスクールをすることになった。

PRの学校に通うことで生涯現役で活躍される伊藤美恵氏とのリアルな場での出会いがあり、さらには
後の副業先となる素敵な女社長とのめぐり合わせがあった。

そして、無事にPRの学校は卒業。
ファッションの専門学校は通い続け、さらにその後に調香の師匠と出会い、調香師見習いとなって今に至る。


さて、廃刊になってしまった運命の雑誌、PERK。断捨離好きでホイホイ古本をリサイクルに出せる私でも、特にある1つのIssueはなぜか捨てられないでいた。

なぜだろう。
ふと久しぶりにめくりたくなって目次を見てみると

「香水で世界を巡る旅」

こんな特集が大きく組まれていた。買った当時は調香なんて全くしてなかったし、未来の自分が調香師の見習いとして学びを深めているなんてつゆにも思っていなかった。香水は自分の癒やしのために1-2本程度持っていたくらい。

でも、今では香り好きとして、調香師見習いとして、何かを世の中に提示していきたいと思って心の中で炎を燃やしている。


「調香に進む道はもしかしたらすでに定められていたのかもしれない。」

今まで、キャリアにおいて本来進んだほうがいいだろう道とは異なる方向に舵を切っていく自分に対する葛藤があった。
仕事では自己満も、他社評価も満たせずに泣かず飛ばずのときに目を向けた外の世界。

自分がポンコツすぎて、自信がなくて辛かった。
私が一人の人としてしっかり、何か価値を生み出せてる実感が欲しかった。

だからこそ、これは、お金をかけることで得られる自己満と逃げなんじゃないかと思った。

「意識高い系」「普通とはちょっと違う」「変わってる」「そのお金の使いみちは何か考え直したほうがいい」「疲れてるから心がバグってるのではないか? 」「そんなところにお金を使うなら貯金したほうがいい」

いろんな意見をもらったし、
直接的に言われなくても感じることもあった。

でも、道を敢えて思いっきり踏み外してみたからこそ見える世界と、体験と、出会いと、感情があった。


だいぶ振り切った今でもたまに不安になる。


私の、生き様はこれでいいのか?と。


でも、久しぶりに開いた雑誌が
「大丈夫やで!」
って背中を押してもらっている気がして改めて前に進みたいって思った。

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