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ABOUT 『N』
『N』は2019年7月に三澤世奈が企画・制作し『SENAMISAWA』として設立。2024年7月にブランド名を『N』へ改名しました。“自分達が作り終えた時ではなく、使い手の元で完成する物づくり”を目指す堀口切子の考え方のもと、切子=空間を彩るための器と捉え、“日常空間に「心地の良い」トーンの切子”をコンセプトに、今までにない色や質感の切子を提案しています。
GLASS “Daily”
みんなが毎日使える江戸切子が作りたい。
それはブランド立ち上げ前から頭の片隅にあった想いです。特にお酒を呑まない友人にも使ってもらえるグラスが作りたいと思っていましたが、具体的なイメージを描けずにいました。
そんな時、池尻大橋にあるBAR『LOBBY』を訪れる機会がありました。「ストリートバー」というコンセプトを掲げるその場所では、格式高いバーでしか味わうことのできなかった本格的な一杯を、カジ
CUPS “SHIPPŌ”
「SHIPPŌ」は「七宝」という伝統文様を分解、再構築を試みて生まれました。「七宝」は同じ大きさの円を重ねたような文様で、切子では菱(ひし)をつなぐことで輪を表現しているのですが、その菱と輪を別々に取り出して、有機的なパターンを作りました。「七宝つなぎ」は、柄が上下左右に限りなく続くことから、縁起が良いとされるように、「SHIPPŌ」もランダムのようで一つのパターンを作っていて、リピートできる柄に
もっとみるCUPS “KAGOME”
KAGOMEは「八角籠目文(はっかくかごめもん)」という代表的な江戸切子の文様が用いられており、八方すべての方角から幸運を引き寄せるという謂れのある形で、幸せを籠む文様です。文様(パターン)というものが、今の『江戸切子』を創り上げた重要な要素だと思うので、その文脈に沿って。でもSENA MISAWAらしいバランス、心地よさで、作りました。
The “KAGOME” design stems fr
CUPS “KIKKA”
元々堀口硝子(親方のお祖父様が始めた会社)にあった「菊花文(きっかもん)」のデザインを親方がリデザインして作った「菊花文ぐい呑(きっかもんぐいのみ)」に、SENA MISAWAとして新たな変化を加えたものが「KIKKA」です。私も”伝統”の中の一端に加わりたいという憧れの思いと、何よりこの「菊花文」が大好きで、技術的にも奥深いと思っているので、作りました。 「菊花文」は 菊=喜久 から、喜びが久し
もっとみるCUPS “WAPPA”
WAPPAという名前は、職人の間でぐるっと輪を引くようにカットすることを「わっぱ」というので「WAPPA」です。指のかかりの良いところに、シンプルに「わっぱ」を引いただけのデザインです。特に深い意味合いが込められているでもなく、色んな意味でシンプルで、私が1番欲しかった、SENA MISAWAらしい切子です。
「名入れ」といった意味でガラスにロゴを入れることはありますが、ロゴが「デザイン」として
Art piece『Capture 』2018
初めてのアート作品として制作した Capture(キャプチャー)。
不透明なペールトーンの色ガラスとマットな質感のコントラスト。
自分が職人としてこだわっている「面取り」作業。
今の自分に訴えかけるものを切り取り、
一つ一つ手に取るように集め、
ぎゅっと閉じ込めました。
ガラスの角を落として滑らかにする「面取り」は、主に触り心地をよくし、”機能性”を意識した作業ですが、研削する角度や幅によっ
日常空間に「心地の良い」切子
切子は、空間を彩るための器=インテリアでもあると思います。お料理屋さんの白木のカウンターには華やかで煌びやかな切子が合うように、自分の日常空間に「心地の良い」トーンの切子を作ってみたいと思いました。
不透明さ。
透き通るキラキラしたガラスだけではなく、不透明な色ガラスを取り入れること。
マットな質感。
ガラス作品だと忘れてしまうような、さらっとした触り心地の質感にすること。
それらは趣味で通
What is Edo Kiriko
「江戸切子」とは江戸時代後期に江戸(現在の東京近郊)で始まったカットグラス工法のガラス工芸で、国の伝統的工芸品に認定されています。
江戸切子の条件
1. ガラスである
2. 手作業
3. 主に回転道具を使用する
4. 指定された区域(※江東区を中心とした関東一円)で生産されている ※区域の指定は、江戸切子協同組合に帰属します。
"Edo Kiriko" is the craft of dec
What is Horiguchi Kiriko
三澤世奈の所属する「堀口切子」は江戸切子の制作、プロデュースを手掛ける職人集団です。
堀口切子は、大正10年(1921)、堀口市雄(初代秀石)が江戸切子(カットグラス)技術習得のため江戸切子技術伝承者・小林菊一郎に弟子入りし、前進となる堀口硝子を創業したことに始まります。その孫である堀口徹は、二代目秀石(須田富雄、江東区無形文化財)に師事し、その後、平成20年に三代秀石として、技術と精神を継承し
What is SENA MISAWA
『SENA MISAWA』とは “日常空間に「心地の良い」トーンの切子”をコンセプトに、今までにない新しい色や質感の切子を提案する 江戸切子職人 三澤世奈 が制作、プロデュースするガラスブランドです。
“SENA MISAWA” is a new line of glassware from Edo Kiriko artisan Senna Misawa of HORIGUCHI KIRIKO