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人からの期待値が最大になった時、私は挫折する。

コーチングを受けた際に自分の過去を振り返り、
そこから自分の中で充実度の高かった経験とそうでない経験を掘り下げていきました。

私は新しいスキルの習得が早いという特長があります。
語学もそうですし、今の仕事も最初のプログラミングスキルの習得も同期で一番飲み込みが早かったです。
ファミレスのホールスタッフのアルバイトを始めた時も、
特にPOSの操作の習得が早かったようで店長に驚かれました。
特定のスキルだけではなく、新しい職場や仕事にて慣れも早い方だと思います。

この、何も知らない状態から、
一通りのことができるようになる状態までのスピードが早いのは、
私自身がこの過程を楽しんでいるというところがあるからだと思っています。

新しいことを知るのが楽しい。
昨日の自分と今日の自分で、成長している感覚。
それが純粋に楽しい。

前回、『Be-Do-Haveの法則』の話をしましたが、

この新しいことを習得していく段階、私は「Be」(自分の欲求)の力が最大限に働いているのです。
自分軸で動いているのです。

けれど、一通り習得して、
学びであれば中級から上級にステップアップしていく段階、
仕事であれば一人で一通りの業務がこなせるようになった段階のあたりで
私はだいたいある壁にぶち当たります。


それは、他人からの期待

何もできないうちは、人から期待されることってそんなに無いんです。
だから自分の追い求めるままに突き進んでいける。

でも、習得が早いから、やっぱり注目されることも多い。
「この子、覚えるのが早いぞ。優秀なんだな。」とか
仕事なら同期と差がついてきたりするわけです。
そうすると、人から期待されるようになってくるわけなんですね。

例えば語学ならこうなります。
「英語ができるなら将来は通訳?海外で仕事?」
進学をすればこうなります。
「明治大学を出たのに、大手企業を目指さないなんてもったいないよ」
仕事ならこうなります。
「ぜひ、この仕事のチームのリーダーになって、皆を引っ張っていってほしい。」
「将来はマネージャークラスを十分目指せると思うから、もっとこういう仕事を任せたい。」

私は、こういった周りの大人からの期待に対して
「期待に応えなくちゃ!」
「人から信頼されて任せてもらえることはありがたいと思うべきで、そのチャンスは受け止めなければいけない」
というふうに感じて、任されたものや期待を受け止めて進んでいったものです。

最初は、それなりに頑張れます。
成果も出ます。
それでやっぱり成功体験みたいな感覚もあるし、
また人からの評価や期待値も高まって、そしてまた高い目標を他人から期待される。

そうすると・・・

辛くなってくるんですね。

逃げたくなってくる。

ある時プツンとモチベーションが切れて、
学びであれば学ぶのをやめたり、
仕事なら退職したいと思うようになったり。

燃え尽き症候群的な経験も多かったかなぁ。

そうして私はずっと勉強してきた英語も韓国語も
結局上級に行く手前で辞めちゃったし、
仕事も大体3年しないうちに辞めてしまう。


私はコーチングを受けるまで、自分のこのようなことに対し
「ここまで行けたのに、ここを踏ん張ればさらに上級を行けたのに、なぜそこでいつも挫折してしまうんだろう。多分、我慢強くないし、わがままであまのじゃくなところがあるし、飽きっぽいからなのかなぁ」
と思っていました。

でも、違うんですね。
だんだん他人から期待されるようになり
「Be」(自分の欲求)を忘れてしまい、「Have」(他人からの評価期待)に傾いていってしまうから、というシンプルにそれが辛くなる原因で、挫折する原因になっているんだと。

Beから始まれば、成功する。満たされる。
Haveから始めれば、他人から評価されることはあっても、自分は満たされない。

このことがコーチングでの最大の気づき・学びでした。
他人軸は長続きしません。
自分の心が満たされないからです。

「ああ・・・・ああ・・・・それだ」
腑に落ちた感じというか、すっごい肩の力が抜けたものです。

コーチの方は
「辛いな、なんか違うなと思った時は、Haveに傾いていないか自分に聞いてみて、Beに軸を戻して」
そういったようなお話をしてくださいました。

これを知った今は、とても気持ちが楽。
挫折しそうな時のパターンと乗り越え方を知ったから。
自分のトリセツに大きな字で一筆できた感じ。
そして、今までの自分とは違い、これからはちゃんと飛躍できるかも。って思えて。

これは私の経験に基づいて執筆していますが、
思えば、スポーツ選手とかもそうじゃないですか?
オリンピックでメダルを期待されたりとか社会・他人からの期待が大きくなり、目標がそこに傾きすぎると、本人の持っている力が発揮できない。といったような。


自分の心に真っ直ぐに向き合って生きよう。


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