コンビニ人間、読了

今更ながら、コンビニ人間を読了。

普通という、社会の無意識の抑圧に翻弄される白羽さんと、コンビニ店員となることで普通の社会に存在している古倉さんが対象的だった。
どの人も普通の振りをしていて、そこに対する無意識の圧があるものこそが、社会だと思う。
普通の意義は変わっても、それは変わらない。
そうしないと成り立たないくらいの原理だから。

そういう点で、古倉さんは1番幸せ者なのではないか、と思った。
コンビニ店員として生き生きと働くことに焦りやジレンマなどは発生していないから。
周りからの圧を感じていないから。

つまり、あっこゴリラさんのGRRRISMのように、私の勝手でしょ!といられたら良いんだろうな。
本人がいいならそれで良いんじゃない?スタイルは捉える人によっては無関心で冷たいと言われてしまうのだろうか。
でもコンビニ店員として生き生き働く古倉さんはカッコいいと思った。
コンビニ店員のプロだった。
どんな生き方でも自分の生き方に自信を持てていることが1番カッコいい。
(古倉さんは自信を持っているわけではないと思うけど、自分の生き方を見つけられているのはかっこいい。)

そして思ったことは、私も、このままじゃ奇特な目で見られ出すんだろうなあということ。
逆に触れられないようになるんだろうな。笑

それでもわたしは自信を持って堂々と生きていこうと思う。
(私は今のままじゃ良くないけど!!!)

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