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王道編おすすめ漫画を紹介したい。

わたしは漫画好きだ。小学生のころ、本屋に行ったときに漫画を買うという選択肢があることに気づき、当時大好きだったアニメ、『ぴちぴちピッチ』を祖母に買ってもらった時からの、生粋の漫画好きである。少女漫画なら「りぼん」、少年漫画なら「少年ジャンプ」から始まり、どんなジャンルでも読む。漫画は決して子どもだけのものではなく、大人でも楽しく、泣いたり笑ったりしながら、学びながら読めるところも魅力である。わたしの人生に知識と想像力、さまざまな生き方を示してくれた珠玉の作品たちをここで紹介したい。特にここでは割と有名な、王道系作品7作を記す。


1.『サプリ』おかざき真里
働く女子必読。「モチベーション下げないのがプロの仕事 怖い顔しないのが女の仕事」、「笑顔ひとつで仕事が回るなら安いものよ」等、名言が飛び出しがち。仕事と恋愛の両立の難しさや、会社という社会で男性に負けず挫けず奮闘する女性に読んでほしい。いろいろ遠回りしながらも、いろんな生き方があって、何を選んでも正解なんてない。女性に限らず、悩んでいる人には読んでほしい。悩んでなくても読んでほしい。つまりみんなに読んでほしい作品。絵もいい。矢沢あいが好きな人はおかざき真里も好き説濃厚。『&(アンド)』、『かしましめし』、『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』『阿・吽』等、名作揃い。


2.『ここは今から倫理です。』雨瀬シオリ
衝撃作。初めて読んだときは、こんなに素晴らしい漫画があるのか、と驚いた。高校の倫理の先生が、体当たりで倫理の授業を繰り広げる。死とは何か。幸せとは何か。より良い生き方を考える。ジェンダーについて。思春期の悩みを抱えた高校生と倫理の授業を通して関わる。これを読んでから、倫理学、哲学というものにより一層強い興味を抱き、今現在『嫌われる勇気 - 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社) を愛読中。倫理って受験には関係ないかもしれないけど、生きていく上で大切な学問だと思う。


3.『ちはやふる』末次由紀
2016年、広瀬すず主演で実写映画化された人気作。競技かるたに青春を捧げる高校生の漫画。青春すぎて、新刊が出るたびに鳥肌&号泣。押し入れにしまっている百人一首を引っ張り出して、お気に入りの一首を探したくなる。そして高校生に戻りたくなる。だが、戻れない。でもその切なさももの悲しさも、これまた味わい深いんだよなぁ。高校生の「いま」、一日一秒を精一杯頑張るキラキラの若者たちのそれぞれの思い、葛藤、悩み、恋。こんなに何かに一生懸命になれるって素敵だよね。心洗われたいときに読みたい作品。


4.『ドラゴンボール』鳥山明 
なんと言ってもドラゴンボールである。日本人のみならず、世界中の人に愛される日本漫画の代表作である。これを読んだことのない人は、味噌汁を飲んだことのない日本人ぐらいレア。日常生活にも支障をきたすレベル。
小学生時代の、かめはめ波や元気玉の練習の日々を思い出す。「あいつの髪の長さ、クリリン以上天津飯未満じゃない?」「それはスキンヘッドでしょー!」といったお決まりのやり取り、もしくは「今日の天気、もはや太陽拳じゃね?」、または、「やばい、あした試験なのになにも勉強してない、精神と時の部屋いくしかないわ〜」といった基本的な会話について来られないような大惨事となる。
また、メインキャラクターの1人であるブルマの実家、カプセルコーポレーションのホイポイカプセルは世界中のちびっ子の憧れであることは言うまでもない。ドラえもんの四次元ポケットか、ホイポイカプセルか、どっちの方が欲しいかという質問であれば、わたしは断然後者である。ホイポイカプセルがなんなのか、気になる人はつべこべ言わずに読むべし。全62巻。頑張る人はドラゴンボールZをこえてドラゴンボールGTまでどうぞ。覚悟が必要。


5.『ボールルームへようこそ』竹内友
競技ダンスを題材にした、これもまたアツイ漫画。主人公の高校生男子は運動神経もなく勉強もそんなにできるようなタイプでもなく、華もないが、競技ダンスに出会い、その面白さにのめり込んでいく。何の取り柄もない主人公が出会った競技ダンスは、パッとしない彼の生活を毎日が楽しいものに変えてくれる。これもまた読者を熱血ダンサー気分にしてくれる作品。


6.『いぬまるだしっ』大石浩二
いつも下半身丸出しの5歳児いぬまるくんと、幼稚園のたまこ先生が繰り広げる爆笑必須のギャグ漫画。頭を使わず読める、なにも考えずにただ笑いたいときに読む作品。そのときの政治やお笑い、流行りが盛り込まれているので何度見返してもその時の時事ネタを思い出し笑い。悲しい時や辛い時、疲れている時にそばに置いておいてほしい作品。


7.『犬夜叉』高橋留美子
言わずもがな、高橋留美子先生の数ある名作の中でも名作。妖怪と人間のハーフである犬夜叉と、戦国時代へタイムスリップした、巫女の末裔であるかごめのストーリー。口が悪く、短気で不器用な犬夜叉だが、敵と戦っている間もいつもかごめを守ってくれる優しさとカッコ良さに萌える。かごめの先祖である桔梗との三角関係もめちゃくちゃ萌える。ちなみにわたしは弥勒さま推し。アニメバージョンでの倉木麻衣のテーマソング、キャラクターそれぞれの声も良い。漫画ファンが感じるアニメの違和感もほとんどなく、楽しく観られる。『らんま1/2』も同様にマスターピース。


いつか気が向いたら邪道編も、お楽しみに。


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