見出し画像

病名が欲しかった私、予期せぬ難病診断と東洋哲学との出会い。

こんにちは。
芦屋の鍼灸院SENで見習い鍼灸師をやっています。
いまいです。

突然ですが病気って何でしょうか?


私が予期せぬ(病気って誰もが基本突然ですよね)
難病告知を受けた時、絶望感から救ってくれたのが東洋医学の哲学でした。
(いつかの誰かの突然のお守りになれる様に学びを深めています。)

治療法が確立されている病気は直ぐに
信頼できるお医者様の元で治療方針を相談して
治療を進めましょう。

早期発見。
早期治療。 

これが基本です。

しかし、

私の病気(SLE・シェーグレン症候群)含め、治療法が確立していない難病。

薬を飲んでも、手術をしても、完治は難しいそんな病気。

確実に症状があるのに、原因が不明な病気。

など

色々な状況で不安やしんどさを抱えている人もたくさんいらっしゃると思います。 

私もその1人でした。

そんな私の状況に道標を示してくれたのが
中国の鍼灸師の先生との問診(脈・舌・腹診)でした。 

先生曰く、

人によって持っているエネルギー(東洋医学では腎精という)が違う。
エネルギー(先天の精+後天の精)を使い果たす事が死ぬという事。
あなたは精を使い過ぎて、死に向かっていたけど、気付いて良かった。

こんな例えを出して、説明してくださいました。

いまいさんは、
軽自動車のエンジンに、10tトラックのボディを乗せて、ずっと働いている車。それは、いつか故障します。

人生とは、
ある器に種から、芽を出し、幹を伸ばし、葉をつけ、花を咲かせ、種を落とす。という事。
器に合った、植物を育てる様なもの。

いまいさんは、ガラスの様な繊細な器を持って生まれた。そのガラスの繊細な美しさに目を向けず、大きな大きな不相応の大木を育てようとしている。
今すぐ、葉を切り落とすこと。
そうでないと
既にひび割れている器が壊れてしまいます。

私の場合、どちらにも通院して、
西洋医学では、原因不明で治療法が無く、完治をしない病で、投薬による対処療法を推奨。
東洋医学では、体質による素因と発病起因の関係を整理して、生き方を変える。

現在、ほとんどの先進国で主流の西洋医学。
体の悪い部分に直接アプローチし、投薬や手術といった方法で原因を取り除いて治療していく医学です。
科学の発達とともに医学は進化し、現在では最先端の医療機器を用いた診察や治療ができるようになっています。しかし、病気は増え続けている様にも感じます。
私も休職に伴い診断書の病名が必要でした。

器の違うそれぞれに一つの答えは当てはまらない。
SEN院長も

Instagram(@sen_ashiya_sen)

こう呟いています。


即効性を求めて対処するのか、
原因まで追究していくのか。

どちらにも利点はあります。
ライフスタイルや幸せの形に合わせて
自分で選んでいくことが大切だと思います。

私は、調味料から全て見直し、良質な栄養を取り、睡眠と休息。適度な運動。
今年、自然の豊かな場所へ引っ越しをします。
そして、メンテナンスに自己修復力を高める鍼灸治療を選択しています。
もちろん、西洋医学による検査を定期的に受け、苦痛を伴う症状には薬も使います。
10年かけて病気を作ったので、治療に時間は最低でも10年はかかるものの。と長い目で自分の不調と寄り添い、自分の器に合った範囲で花を咲かせればいい。

そう思えるきっかけをくれた東洋医学。

難病をアクセサリーに。
置かれた場所で花を咲かせたいものです。

イメージしにくい東洋医学の概念を少しづつInstagramにて発信しています。

少しでも自分の不調を理解して元気になる方が増えると嬉しいです。




この記事が参加している募集

振り返りnote

学問への愛を語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?