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特命タスク担当のアサイン

会社では、ビジネス状況に応じて様々な特命タスクが立ち上がり、社員がアサインされているのではないでしょうか。

また特命タスクか…、前回の特命タスクはA組織だったから、次はB組織から出してもらおう。今回は人数が必要だから、各組織の人数規模比率でアサイン人数を割り当ててノミネーションしてもらおう、といった浅はかな方法で決めてはいけません。各組織から不公平感が出ないように配慮が必要という考えも分からなくはないですが絶対にダメです。しかし、これをやっているケースが非常に多いです。

xx当番のような誰がやっても良いタスクなら良いですが、会社のビジネスの行く末に繋がるタスクであるならば、この決め方により組織の体質もビジネスも弱くしてしまいます。ノミネーションでは、比較的時間が取れる人の中で優秀な人(というより、比較的まともな人)になりがちです。これでは、目的を達成できないばかりか、社員からマネジメントは何をやってんだろうと失笑されるだけで、マネジメントと社員の間の溝を作ってしまいます。

重要なタスクへのアサインは、能力が合致しているか、そのポテンシャルがあるかなど、向き不向きをしっかりみて指名によりアサインすべきです。人を引っ張るタスクなら、能力に加えて人望や魅力度も見て決める必要があります。技術面を強化するタスクなら社内で技術に長けていることが認知されている社員から決める必要があります。その候補者に優先順位を付け、出来るだけ優先順位が高い人をアサインすべきです。

できる社員が集う領域にアサインの公平さなど考える必要はありません。成果に対して、正しく報いてあげられたら、もっと動いてくれるはずです。

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