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調査報告 何故ヨツマルストアがリーズンになったか

巳口市小俗のコンビニエンスストア、ヨツマルストアが12月8日、リーズンになった。住民が戸惑っているかと言えば、それほど戸惑ってはいない。それでも、リーズンの方が値段が少し高いので、困っているには困っている。この現象はこの地域に限った事ではないし、ニュースでも少なからず報じられていたが、今回はこの地域に限ってこの原因を簡単にまとめた。これは、調査と言うのも恥ずかしい、まとめ記事のようなものである。

 ヨツマルストアは2022年1月8日に、別のコンビニエンスストア、プラスアルファを買収した。元々プラスアルファは、大手コンビニには含まれず、関東地方で小規模に展開していたチェーンであり、一方のヨツマルストアは言わずもがな大手コンビニであった。よって、買収に驚く人は多かったものの、天変地異が起こった、という程の驚きを抱く者はいなかったようだ。

 さて、これによって巳口市大丘にあったプラスアルファはヨツマルストアになる事になった。これが問題だった。

 小俗と大丘の距離はおよそ700メートル。そして重要な事に、大丘の周囲1kmにあるコンビニエンスストアは、小俗のヨツマルストアだけだったのだ。それ故、もしもこの2つがどちらもヨツマルストアになったら、この地域にはヨツマルストアだけになってしまう。そうしたら、ヨツマルストアはこの地域でやりたい放題だ。値段を上げたい放題だ。無論実際には、大丘から1.3kmほど離れた所にスーパーがあるが、大丘の人が毎度毎度そこまで行くのは大変だし、何よりスーパーとコンビニでは行く目的が違うだろう(どちらも一緒だと言う方にはここで読むのを止めてほしい)。

 そんな事は国の公正委員会が許さない。そこでヨツマルストアは、2つのコンビニの内、小俗の方を売る事にしたのだ。そしてヨツマルストアはリーズンになった。

 分かっただろうか。

 あなたは分かったかもしれない。

 しかし、地元住民の大半は、そんな事を知る事もなく、今日もリーズンを使っているのである。


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