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フワッとして、やっぱり駄目になるやつ。

今朝、ここ最近では稀に見る6時代の起床を果たした嫁です。理由は分かりません。

朝から少し気分が晴れたように感じていた。「今日ちよいと身体軽く感じるわ~」なんて少し調子付いていたくらいだった。(まあ、夜になってそれが実は幻想だったのだと気付かされ今に至る。)

そんな感じで起床してから子ども二人の朝ごはんをこしらえて、昨日の夜中にこねくり回して仕込んでおいた「すいとん」を作って食べました。美味でした。

昼近くになると、次女が「カップケーキ食べたい!カップケーキ食べたい!」と、カップケーキを食べられないのならばこの世は終わりだー!!と言わんばかりの悲痛な思いを凄まじい熱量で体現してきた。

それならばしゃーない。あるもんで作ろう。

小麦粉と卵と砂糖とバターがある。じゃあこれでなんとかカップケーキみたいなもんを作って差し上げましょうか。と、いつもよりかは軽く感じた腰を上げて作りました。

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実際に作ったものがこれだ。このザマだ。これはカップケーキと名乗るのさえおこがましい完成度だ。全体的に固い。

言い出しっぺの次女は正直者なので3分の1しか食べなかった。なにせあまり美味しくなかった。残す気持ちも分かる。残ったぶんは製作者が責任をもって完食致しました。

しかし、そんな不出来な食べ物を与えられていい迷惑をしているだろう長女は完食したのだ。

長女はきっと凄く優しい心の持ち主なのか、優しすぎるが故に、母親である私に気を使って完食したのか……。私は4歳児に使わなくても良い気を使わせたのかもしれない。長女は最後まで「美味しいよ」、「まま、ありがとう」、「ごちそうさまでした!」とニコニコしながら食べていた。

そんな姿を見て申し訳なさが募り、たまたま冷凍庫にあったパイシートでチョコレートを包み、トースターでチョコパイを作った。

すると長女も次女もカップケーキ以上に食らいつく。

ふと長女が口を開いた。「まま!カップケーキより美味しいよ!」と笑顔で言うのだ。

その笑顔に私は非常に安堵した。

長女がちゃんと本心を言ってくれた。ちゃんと4歳児をしていてくれている。ああ、よかった。

そして、あのカップケーキもどきはやっぱり美味しくなかったのだと安心した。


それから私は、午前中に張り切り過ぎたせいか、一気に身体が疲れきってしまった。世の中の悲しいニュースを見たことも相まってなのか身体が重くなり、頭痛が酷い。オンラインゲームにログインする気力すら失った。

それでも今日の子どもたちの可愛さを忘れたくないが為に、人様からしたらしょうもないような出来事を記録している。

不眠時に飲むために処方された薬も大した効果を発揮することも無くなり、どこからともなく湧き上がる不安をかき消すように気休めになんとなく飲んでいるのに等しい状況になった。

月曜日まで非常に長く感じる。

薄まらない焦燥感や不安、自分が子どもたちの良き母親でありたいという強い念が今日も交錯して酷く苦しい。

自分が如何に出来損ないの欠陥人間であるかという事を昔の記憶が、思い出したくもない記憶が、わざわざ責めたてるように痛感させてくる。分かっているので放っておいてくれんか!こちとら思い出したくもないんじゃ!と、キレたくもなる。ああ、上手くいかんですな。


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