『トーキョーダイアリー』
普段、FUJIFILMのコンパクトなデジタルカメラを愛用している。
これで子どもと酒瓶の写真を撮る。
最近はスマホで十分にきれいな写真が撮れるのだけど、このカメラはメカメカしくて気に入っていて、よく持ち歩いている。
カッコイイ。
あるとき、同じカメラを使ってスナップを撮っているプロカメラマンが居られると知り、興味を持ちネットを調べたら笠井さんという方で、スナップを中心に作品を撮られていると知り、あわせて紹介されていた写真が良かったので、写真集を手にとった。
この写真集では女性のヌードも多いのだけど、ハッとするのは、東京の街中をパキッとスナップした写真だ。
写されている街自体は、なんてこと無いし、お世辞にも綺麗でもない。雑然とした東京の街中でしかない。けれども、私だったら、同じ場所を歩いていても、同じ場所でカメラを手に持っていても、絶対に見落とすだろうなという景色が切り取られている。同じ街を歩いているはずなのに、全く違う景色を見ているのだなと感心する。
写真はどこか冷たい。視線が冷ややか。でも、つい、じっと見てしまう。ああ、ここで、このタイミングでシャッターを切るって、どういう心の動きなのだろうとずっと考えながら眺めていた。
他の作品集も買ってみようかな。
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「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。