オーダーシャツの楽しみ方
夏はシャツが活躍します。
ジャケットなどを着ない分、1枚でオシャレに見えるシャツが重宝しますね。
先日、初めてお越し頂いたお客様が全く違うイメージのシャツを3枚オーダー下さいました。
その後、「素晴らしい提案を頂き、これからの仕事が楽しみになりました!」と、とても嬉しいメッセージを下さいました。
そんなおしゃれに見えるオススメのシャツのひとつが「クレリックシャツ」です。
クレリックシャツとは?
クレリックシャツと言えば身頃がブルーのストライプがいちばんポピュラーですね。身頃は柄または色付きで、襟とカフスだけが白いシャツをそのように呼びます。
しかしこれは全くの和製英語なんです。
英語で正しくは
【ホワイト・カラード・シャツ】
white collared shirt
【カラー・セパレーテッド・シャツ】
collar separated shirt
【カラー・ディファレント・シャツ】
collar different shirt
などと呼びます。
うーん、確かに日本語では定着しにくいかもしれませんね。
名前とその形の由来
クレリックシャツの由来は諸説あるようですが、「牧師・聖職者」のclericからの命名というのが有力な説のよう。
その昔19世紀頃は白いシャツを何枚も買えない労働者階級が、襟とカフスだけを取り外して洗えるような「デタッチャブル・シャツ」が存在していました。
襟とカフスが違うシャツの起源はそこにあるようですね。
今でも実際、擦り切れた襟とカフスのみを取り替えてクレリックシャツにするお修理はあります。
時代は進み、1920年代にはクレリックシャツはお洒落として英国で大流行。
そして現代では白襟と縞柄の組み合わせだけでなく、さまざまなバリエーションが男女問わず楽しまれるようになりました。
シャツの可能性
ビジネスには白シャツ!と決めている方も多いですが、シャツのバリエーションを増やすと、コーディネートがまたグンと広がります。
色や柄はもちろんですが、襟の形だけでも100以上ありますし、カフスもシングルかダブルか、丸か角か…組み合わせは無限大です。
ぜひシャツの可能性をファッションに取り入れてください!