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星言葉


梅は満開間近
寒桜も咲き 彩るいつもの散歩道

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Eテレ・読書の森・・・福岡伸一さんの読書歴の回
福岡 伸一さんは、日本の生物学者であり青山学院大学教授。
ロックフェラー大学客員教授。専攻は分子生物学。農学博士。

本をどのように読んでいくのか、
希望が持てないとき、どのような本を読んだのか、
物静かに語っていた。
言葉と言葉の繋がりや文章の成り立ちを噛み締めながらゆっくり読む。その本の世界の時間で、本の世界に浸りながら読む・・と。

世界に浸る時間・・
音楽も、ここにいるけど、音の世界へ旅している。
静かに他の世界へ・・なんて素敵なことだろう・・

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少し前に晴佐久昌英著の「星言葉」を読んだ。

日頃レッスンする中で心がけていること、
どのエピソードも教える、伝える、導くことへのヒントへ
繋がるものばかりだった。

そのほんの一部・・

愛する・・相手の気持ちをよく考えよく話を聞き合い・・
     きちんと繋がること。

生きる・・偏見なしに自分の目できちんと見、感じるなら自分に
     純粋に感じたい。働くなら真心込めて誇りを持って
     働く、それが生きること・・

老いる・・若い頃は人の役に立ち、評価されることが大切と思っ
     ている。好きなことができること、仕事、遊びができ
     ることが、自由で幸福だと思っている。
     超人は一見何の役にも立たないこと、誰にも評価され
     ないことの内にこそ、大切なことが隠されていると知
     っている。だから超人のまなざしは優しい。

怒る ・・相手を思い通りにしようとするうちは、決して怒りは
     治まらない。思い通りに操らなければならないのは、
     自分の自尊心のほうである。

待つ ・・待てない親に育てられた子供は自分のペースで熟する
     ことができない。
     待てば海路の日和あり、ものごとすべてに時がある

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レッスン前の何気ないお話は、
レッスンがスムーズに行くための心の準備体操のようなもので、
心が開いて柔軟になると、聞く耳も柔軟になり、
言葉が届く気がしている。
また相手の今が、何気ない話の中に見える。
そうすると、今日何が必要か、どんな言葉が必要か、
私の心の引き出しが動き出す。

繋がることができるかどうか、真心込めて、
優しいまなざしで、決して怒らず、相手のペースで熟すまで・・

星言葉のように、日常に溢れた何気ない言葉で、
生徒たちへ伝え語れるようになれたらと思った。

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どんな時も 心に静けさを・・私のモットー。