「やがて森になる」 小谷ふみ
切なさと悲しみをまとった言葉に
読みながら涙がこぼれた。
悲しいことがあっても
それでも日常は続いていて
ふとした時に幸せを感じたり笑ったり
心の中の静かな湖を感じる文章
本の中に「心にある宝物は、ただ心に在るというだけで、
その瞳にきらめきをもたらす」とあった。
過ぎ去った日々、時間は、どれも宝物のようで、
小谷さんが紡ぎ出す言葉の旋律と響きが、
読む側にも、きらめきをもたらしているように感じられた。
心にある宝物・・
綺麗ごとに聞こえてしまうが、
いいことも、そうでな