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音の図書館

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何を読んでも音楽的思考になってしまう。好きな本、何度も読みたい本、大切にしたい本・・・本に纏わる徒然・・感想のようなもの・・
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#わたしの本棚

音の行方

音とは、何か。 語りきれない世界がそこにある。 そして  音の行方もまた果てしなく・・・ 語…

音の旅人
1か月前
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神様の手帳

小川洋子著の「博士の愛した数式」から 「自分が生まれるずっと以前から、誰にも気づかれず …

音の旅人
3か月前
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色を奏でる

各々が自分の色で奏でている かすかに歓喜の歌が聴こえてくるような・・書斎の窓(写真) 色…

音の旅人
6か月前
9

慈愛あふれる人生のレッスン

映画「シーモアさんと大人のための人生入門」 当教室では皆さんシーモアファン。 一番出張(…

音の旅人
7か月前
3

静寂の向こうから

「ラドゥ・ルプーは語らない」 坂垣千佳子編 静けさの向こうからやってくる ルプーのピアニ…

音の旅人
7か月前
5

雨犬

柳本史さんの版画と外間隆史さんの詩情溢れる文章。 版画に一目惚れして手に取るも 文章もシ…

音の旅人
7か月前
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「やがて森になる」 小谷ふみ

切なさと悲しみをまとった言葉に 読みながら涙がこぼれた。 悲しいことがあっても それでも日常は続いていて ふとした時に幸せを感じたり笑ったり 心の中の静かな湖を感じる文章 本の中に「心にある宝物は、ただ心に在るというだけで、 その瞳にきらめきをもたらす」とあった。 過ぎ去った日々、時間は、どれも宝物のようで、 小谷さんが紡ぎ出す言葉の旋律と響きが、 読む側にも、きらめきをもたらしているように感じられた。 心にある宝物・・ 綺麗ごとに聞こえてしまうが、 いいことも、そうでな

静と動

「日日是好日」  森下典子 最初の出会いは「映画」だった。 樹木希林さんの演じるお茶の先生…

音の旅人
7か月前
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木のいのち木のこころ

法隆寺修復を手掛けた宮大工棟梁・西岡常一さんの職人魂が詰まっている。ご存命だったら西岡常…

音の旅人
7か月前
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