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音の図書館

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何を読んでも音楽的思考になってしまう。好きな本、何度も読みたい本、大切にしたい本・・・本に纏わる徒然・・感想のようなもの・・
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記事一覧

音の行方

音とは、何か。 語りきれない世界がそこにある。 そして  音の行方もまた果てしなく・・・ 語…

音の旅人
3日前
9

音楽の星へ

先日の訃報の朝 「死は神様が別の場所に導いてくれる出来事」          ・・フジコ…

音の旅人
7日前
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束の間のクロイツェル

桜色の雪化粧・・・ 微かに 小さく  さよならを告げる 白い花びらたち 束の間のさくら …

音の旅人
4週間前
13

希望の葉の奇跡

この春から姪が大学生に✿ いつの間にか 大きくなり いつの間にか 芸術に目覚め いつの間に…

音の旅人
1か月前
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生き方・学び方

時代に関係なく 自分に目覚め 自分の人生を歩む 猪爪寅子 ・・・初めてNHK朝ドラを初回から…

音の旅人
1か月前
13

神様の手帳

小川洋子著の「博士の愛した数式」から 「自分が生まれるずっと以前から、誰にも気づかれず …

音の旅人
2か月前
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菜の花だより

踏切を待つ間  足元にふと目に入った菜の花 春だよ・・と、花が言う 菜の花は 菜の花を咲かせる どこに咲いても 菜の花は菜の花なのである 人もまた同じなのだ・・と、朝の悟り。 ・・・・・ 言葉拾い・・言葉を探す・・言葉を集める・・ いつも素敵な言葉を見つけ 教えてくれる友達がいる。 どうしてこうも的確な言葉が見つかる(思い出せる)のだろうと 感性と記憶力に脱帽してしまう。 またその見つけた言葉、目に止まった言葉を通して、 友達の人柄も伝わってくる。 ・・・・・ 俵万智

星言葉

梅は満開間近 寒桜も咲き 彩るいつもの散歩道 ・・・・・・・・・・ Eテレ・読書の森・・・…

音の旅人
2か月前
9

今年最後の贈り物

絵本 「あのこ」 樋勝 朋巳著 小さな「あのこ」は、毎日毎日いろんな物を持って、 小さな窓…

音の旅人
4か月前
8

色を奏でる

各々が自分の色で奏でている かすかに歓喜の歌が聴こえてくるような・・書斎の窓(写真) 色…

音の旅人
5か月前
9

慈愛あふれる人生のレッスン

映画「シーモアさんと大人のための人生入門」 当教室では皆さんシーモアファン。 一番出張(…

音の旅人
5か月前
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静寂の向こうから

「ラドゥ・ルプーは語らない」 坂垣千佳子編 静けさの向こうからやってくる ルプーのピアニ…

音の旅人
5か月前
5

雨犬

柳本史さんの版画と外間隆史さんの詩情溢れる文章。 版画に一目惚れして手に取るも 文章もシ…

音の旅人
5か月前
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「やがて森になる」 小谷ふみ

切なさと悲しみをまとった言葉に 読みながら涙がこぼれた。 悲しいことがあっても それでも日常は続いていて ふとした時に幸せを感じたり笑ったり 心の中の静かな湖を感じる文章 本の中に「心にある宝物は、ただ心に在るというだけで、 その瞳にきらめきをもたらす」とあった。 過ぎ去った日々、時間は、どれも宝物のようで、 小谷さんが紡ぎ出す言葉の旋律と響きが、 読む側にも、きらめきをもたらしているように感じられた。 心にある宝物・・ 綺麗ごとに聞こえてしまうが、 いいことも、そうでな