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性生活と恋愛はセットじゃなくてもいい

今回は、性生活編のインタビューです!
ランジェリーショップのマネージャーをされている北菜月さんに、セルパメンバーのまりんがお話を伺いました(^^)

北菜月さんのプロフィール

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北菜月さん(女性・32歳)

ランジェリーショップ「イルフェリーノ」のマネージャー。買い付けや海外ブランドとの渉外から、SNSを通じた情報発信まで行う。
どんな人でもランジェリーをもっと楽しめるよう日々活動中。
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性生活と恋愛はリンクしている必要はない

ー 菜月さん、本日はよろしくお願いします

菜月:よろしくお願いします!

ー さっそく大きなテーマなんですが、菜月さんにとって「性生活」とはなんだと思いますか?

菜月:そうですね、、。「すごく大切なものであり、それぞれあり方は違って良いもの」だと思います。

ー それぞれ、というのは例えばどういうことでしょうか?

菜月:性生活は子どもをつくるためというのが根本にありますが、古代から伝わる娯楽でもあります。
恋愛感情があって愛を深めるものだと捉えている方もいますし、結婚してから初めて性行為をする人も、スポーツとして楽しむ人もいるかもしれないですよね。

人によって性生活の背景や目的は違うと思いますが、それら全ての違いを分かり合い、楽しめたらいいなと思います。

ー なるほど。菜月さんご自身は性生活をどう捉えられていますか?

菜月:私にとって性生活は恋愛観に必ずしも縛られる必要のないもの、と捉えています。

恋愛する人も減ってきてるし、初体験の年齢も上がってきている状況。性生活に踏み込めない原因がもし恋愛なら、そこから解放されるべきかもしれません。

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ー 恋愛と性生活を分けて考えられているんですね。その価値観に至ったのは何かきっかけがあったのでしょうか?

菜月:初めて性行為をした相手が好きな人ではなく、行為自体に興味があったからでした。その後、好きな人と性行為をした時に思っていたものとは違っていて、ショックを受けたことがあります。

好きだけど、体の相性が悪いと言う場合もあるので、性生活と恋愛はリンクしている必要はない」と思います。

結婚から5年、性生活の悩み

ー ちなみに菜月さんはご結婚されていると伺っていますが、パートナーとはそういった話をされますか?

菜月:いや、話してないですね(汗)

私は今結婚して5年目になるんですけど、現在のパートナーと出会ったのが21歳の時で、もう10年以上も前の話なんです。

今更話すのはちょっと恥ずかしかったりします。

パートナーのことはもちろん一番愛していますし、相性も良いと思っています。でも純粋に「性生活を楽しむ」って考えると、一番大切な人じゃない方が楽しめたりするのかも、、とも思います。

ー 菜月さんの考える理想の性生活というものはありますか?

菜月:相性が良い人と整った環境で楽しくできるのが理想ですかね。色々な弊害があるので理解は必要になりますが。

いま、『子どもが欲しいな』と考えているんですが、妊娠を目的とした性生活は辛いと感じました。決まった日に性行為をしなければいけない感じが、機械化してなんか嫌になっちゃって。

いっそ人工授精がベーシックになればいいんじゃないか、なんて思ったりもします。

体型への興味からランジェリーへ

ー はじめて性に触れた時はどのように感じていましたか?

菜月:小学校の時に保険の授業で「男女の性行為の図」を見せられた時に、なにがなんだかよく理解できなくて。

よく分からないまま母にその図を見せたところ、悲鳴をあげられて、『性行為は恥ずかしいことなんだ』となんとなく理解したのがはじまりかもしれません。

そのあと、雑誌のR18コーナー的なもので順々に理解していきました。

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ー そこからランジェリーに関わるまではどういった経緯だったんでしょうか。

菜月:子どもの頃からなんとなくランジェリーに興味をもっていて、ランジェリーのものづくりに関わる仕事をしたいと思っていました。

ー 子どもの頃から既にそう思ってたんですね!

菜月:小さい頃から女性の体型に興味があって。

というのも、自分の体が少年体型で、お父さんが読んでいる雑誌のグラビアやリカちゃん人形と比べて、『なんで自分は他とは違うのだろう?』と不思議に思っていたんです。
胸やお尻が他の人のようにふっくらして、カーブのある体型に憧れていました。

そんな時にランジェリーに出会って、ランジェリーは自分が欲しいセクシーさを出すこともできる、すごいものだ!と思いました。

ー ランジェリーは"ただ服の下に着るもの"ではなく、自分の欲していたセクシーさを身に纏える、魅力的なものだったんですね。

私からみたランジェリーは、ファッションとセクシャルな部分がひとつに合わさっている感覚です。
もっと具体的にいうと、私的にはワンピースをつけているのと、下着をつけてるのは同じ意味をもっています。

まだ世間的には、下着の役割はあくまでボディメイクや体を保護するためのものですが、もっと自己表現としてのツールになっていったらいいなと思っています。

自分の体を変形させるのではなく、肯定してくれるのがランジェリーの役割だと考えます。

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ー 性にまつわることはなかなかオープンになっていないのが現状ですよね。
最後に、25歳以下に向けてひとこと頂けますでしょうか。

菜月:積極的に性に関する知識を学んで欲しいと思います。

性行為における危険性だけでなく、良い部分も知って欲しいですね。
それから、必ずしも性生活と恋愛はセットでなくてもいいんだよと伝えたいです。

ー 本日はどうもありがとうございました!!

菜月:ありがとうございました!

おわりに

北菜月さんの考える性生活、いかがだったでしょうか。

「多様な性生活のあり方が受け止められる社会」が訪れ、みんなが心地よい性生活を安心して選択できるようになるといいですね。

読んでいただき、ありがとうございました!!

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