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SELF Transformation Academy

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いつもSELF Transformation academy noteの有料マガジンをご購読いただきありがとうございます これまで有料マガジン会員として、月額1000円にて限定記事をお楽しみいただいておりましたが、24年8月より有料マガジン制度を廃止し、すべての記事を無料で公開する運びとなりました。 より多くの読者の方々にSELFの記事をお届けし、情報の共有とコミュニケーションの輪を広げていただくため今後は全ての読者の皆様が自由に記事をお楽しみいただけるようにいたします。

【SELFの本棚】#58 「Transforming our world : 世界を変える」 持続可能経済協会,熊野英介ほか 

2017年に「人間の尊厳と、多様な生命の尊厳を守る」ことを目的に企業経営者の有志で設立された『持続可能経済協会』。この本は、2部構成で、第1部が同協会の代表理事でありアミタホールディングス株式会社代表取締役会長である熊野英介氏による「あしたを変える未来設計の視座」。第2部が2022年11月28日に開催された最終フォーラムの基調講演や対談で構成されています。 NPO薩摩リーダーシップフォーラムでは、設立時から transforming ourSELF, transformin

韓国の食材研究家と巡るソウルの旅

6月末の4日間、韓国食材研究家の李泳旻さんとソウルを旅してきました。李さんは、土地と食材と料理の関係を研究していて、その土地で獲れるものと長い年月を経て残ってきた料理のしかたの関係性を教えています。 まずは、土地と食材の関係について。アメリカのUSDAが発表している「土地のパフォーマンスと再生能力(レジリエンス)」のマップを使って教えてくれました。 黄緑は肥沃で再生能力の高い土地です。黒海沿岸のウクライナ付近は世界でも有数の穀倉地帯であることが分かります。あとはアメリカ中

【SELFの本棚】#57 Humankind 希望の歴史 ルドガー・ブレグマン著

先日、元京大総長の山極壽一先生からお話を伺う機会がありました。その中でご紹介していただいたのが「Humankind 希望の歴史」です。 私たちが毎日目にしているメディアから流れてくるのは、戦争、殺人、汚職、不正、スキャンダルなどです。社会は悪意に満ちているように感じます。 しかしながら、実際のところわたしたちの周りには良い行ないや、気持ちがやすらぐニュースもたくさんあります。メディアの特性として悪いニュースを好む性質があります。 著者は様々なエビデンスを用いて「人間の本

【SELFの本棚】#56 センス・オブ・ワンダー レイチェル・カールソン著 

知識詰込み型で画一的な教育がAIの登場でいよいよ終末期を迎えています。中学生のカリキュラムに「総合的学習の時間」が新たに加わったり、STEAM教育の中でもA(Art)の重要性が注目視されています。 レイチェル・カールソンは、アメリカのベストセラー作家であり、海洋生物学者でもあります。1964年に亡くなりました。彼女の著書の中でも有名なのが、化学薬品による環境汚染にいち早く警鐘を鳴らした『沈黙の春』という作品です。

【SELFの本棚】#55 こどもを野に放て! 春山慶彦 編著

(文:SELF編集部 かつ しんいちろう) 登山アプリで人気のYAMAPの創業者・春山慶彦さんと、3人の論者との対談集。特に第一部の養老孟司先生との対談をとても興味深く読みました。 私たちの命は風景・風土と一体であるという重要な感覚が、最近の全国的な都市化と都市的生活によって失われつつあるので、ある期間は地方で生活する『逆参勤交代』は、なかなか面白いなと感じました。 養老先生は対談の中で、子育てについて外界にあるものを感覚で捉え、脳で認識し、その結果身体を動かしてアクシ

【SELFの本棚】#54 豊岡メソッド 大崎麻子/秋山基 著

兵庫県北東部に豊岡市という人口7万7千人の市があります。温泉地の城崎や出石蕎麦、カバンの産地として有名ですが、近年では「人気移住先ランキング第1位(2020年 SMOUT調べ)」や「住みたい田舎ランキング第1位(2023 宝島社調べ)」でも有名です。 若者が移住したくなる要因の一つが「ジェンダーギャップ解消の取組み」です。それ以外にも「深さをもった演劇のまちづくり」など他にはない取り組みを進めています。

【SELFの本棚】#53 奄美でハブを40年研究してきました。 服部正策 著

奄美大島の南部、瀬戸内町に東京大学の医科学研究所 奄美病害動物研究施設があることは、あまり知られていません。実は歴史は古く、120年余りもある東京大学では日本最南端の施設です。 古くはフィラリア症やハブ咬傷の治療法の開発等で成果をあげてきた拠点です。そこで2年前まで活動していた服部正策先生が、これまでの活動をまとめた本です。

【ディープかごしま】#27 雅咲亭(がしょうてい)

畜産のイメージの強い鹿児島県ですが、実は養殖うなぎ生産量日本一なのです。 国内で流通する養殖うなぎのなんと4割が鹿児島県産。

イノベーションを社会実装するための5つの視点

(SELF編集部:かつ しんいちろう) SELFでは持続可能なプラネット(地球)に必要な社会変容について考え、活動しています。いいアイデアも実現可能性が無くてはただのアイデアで、実現可能であっても熱量が無ければ社会実装は叶いません。 イノベーションが社会実装されるためには、5つの視点が重要であるというお話を伺い、この構成は資源利活用、防災技術、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、ブルーカーボン、ゼロカーボンなどあらゆる社

『薩摩大学』第四講:『美しい経済の風景』づくりに向けて -書籍づくりを通して考える地域企業のこれから

去る2023年11月3日、鹿児島県庁最上階コワーキングスペースSOUUにおいて、薩摩大学第四講が開催されました。 今回の登壇者は、一般社団法人リリース共同代表 風間美穂(かざま・みほ)氏、SELFから代表理事の古川と野崎の3人。 まずは、リリースの活動について風間氏から紹介がありました。カンファレンスや地域企業への伴走型支援、ラーニング・ジャーニー、そして出版など。 地域企業を大切にする経済、CBC:Community Based Company の考え方には、わたしたち

【がごしま選手名鑑】#017 株式会社Obama Village 代表 有村 健弘

10月初旬のある晴れた日。錦江湾のもっとも奥、霧島市隼人町小浜地区に建設中のObama Village(小浜ヴィレッジ)を訪れ、この村の村長である有村健弘(ありむら・たけひろ)さんにお話を伺いました。 広いですね!広さはどれくらいあるんですか? 村内の建物はデザインも天井高もそれぞれに個性があるのですが、それは何か理由があるのでしょうか?

『薩摩大学』第二講:地方企業の新・人材獲得戦略 -NewsPicks社長を辞めて地方に賭けるワケ-

去る9月21日に開催された『薩摩大学 #2』のレポートです。 テーマは、【地方企業の新・人材獲得戦略 -NewsPicks社長を辞めて地方に賭けるワケ-】 そう題した場には、リアル会場には70名近く、オンライン参加者も30名を超えて、計100名以上が参加。約50社の経営者が集まって、坂本さんを迎え討ち(ちょっと表現おかしいw)、アツい議論を交わしました。 「安定した事業を持ち、地域社会からの信頼も厚い、そんな企業だからこそ出せるインパクトは多くのスタートアップとは比べも