見出し画像

口癖に気づいて運命を変えよう

ネガティブな口癖は自己肯定感を低下させる

自己肯定感の低い人の中には「なんで私は何をやってもダメなんだろう」が口癖になっている人がいます。
今回は、ネガティブな口癖はますます自己肯定感を低下させてしまうというお話です。

何かうまくいかないことがあると、「なんで私は何をやってもダメなんだろう」と無意識に呟いてしまう。
そしてどんどん自信をなくし、行動するのが怖くなってしまう。

そのような人は、その口癖が自分は何をやってもダメなやつという自己暗示をかけてしまっているのです。
もしうまくいくことがあったとしても、「そんなはずはない、ただのまぐれ」だとか、「誰がやってもできるような大したことがないことだからできて当たり前」と、あたかもその口癖が間違っていないと潜在意識に言い聞かせるのです。

日本人は太古の時代から、言葉には魂(言霊)が宿っており、発せられたことばの内容どおりの状態を実現する力があると信じられていました。
言霊はそれがネガティブなのかポジティブのなかは区別できません。
ネガティブな口癖はネガティブな言霊となり、どんどん悪循環を引き起こしてしまいます。

また、マザーテレサは次の言葉を残しています。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B5


つまり、言葉は運命を変えてしまうほどの強い力を持っているのです。
ネガティブな口癖がネガティブな運命へと導いてしまうのなら、逆に口癖をポジティブに変えることにより、ポジティブな性格、ポジティブな運命へと変えることができるということになります。

口癖が事実と異なる場合は正しい言葉に訂正する

例として、大切な試合に負けてしまったときに、「なんで私は何をやってもダメなんだろう」と発してしまったとします。
ネガティブな口癖を言ってしまったことに気づいたら、そのままにせず、「それは事実ですか?推論ですか?」と自分に問いかけてみてください。
この場合、「何をやってもダメ」が事実と異なることに気づくでしょう。
正しくは、「なんで私はこの試合にまけてしまったんだろう」です。
そして、試合に負けたの原因は、自分がダメなのではなく、単に自分が相手より弱かったのです。それさえ認知できれば、自分が次にすべき行動を冷静に検討してゆくことができるようになっていきます。

自分でコントロールできることだけにフォーカスする

発生した事象のうち、何が自責で何が他責だったかを分析してみてください。
負けた理由としては、「相手が上手だった」「自分の練習が足りていなかった」「運が悪かった」などが考えられますが、このなかで自責は「自分の練習が足りていなかった」だけです。
ですので、次にあなたができることは、「試合に勝つために練習すること」となります。
「相手が上手だった」「運が悪かった」などの自分がコントロールできない事象にフォーカスしてしまうと、自分の運命を他人に委ねてしまうこととなり、次の行動に結びつきません。

自分がなりたい状態を言葉として付け足す

最後に、自分がなりたい状態を言葉として付け足します。
それが言霊となり、未来の状態として潜在意識に刻み込まれることになるからです。
なりたい状態は「試合に勝てる自分になること」のはずです。

以上から、「なんで私は何をやってもダメなんだろう」は、「今回の試合は私が相手より弱かったから負けてしまった。だから、もっと練習して勝てる自分になりたい。」に変えることができます。
ですが、これでは口癖としては長いし応用が利かないですよね。
ですので、「私は頑張れる!」とか「やればできる!」など、自分に合った簡単な言葉を見つけて、普段からそれが口癖になるよう意識していきましょう。

ネガティブな口癖に気づき、ポジティブな葉に変えてゆくことを習慣化する

ネガティブな口癖をポジティブな言葉を変えてゆくことにより、自分を責めることなく建設的に次への行動を促し、それを実践することによって、結果的に自己肯定感を高めてゆくことになるのです。

あなたは普段ネガティブな口癖を発していないでしょうか?
もしそれに気づくことができたら、それが運命を変えるきっかけになるかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?