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記事が読まれない前提で執筆するメリット

記事コンテンツを作る際に注意したいのが、そもそも人は文章を読みたくない、という事です。
特に何らかのキーワードを入力し検索でページに訪れる場合、ちょっと情報を知りたいだけなのに数万文字くらいで書かれているんじゃないか?という力作が出てきたら、それを読むでしょうか?

しっかりと読んで理解したいような内容であれば、喜んで読むとは思うのですけれども、軽く情報を見てみたいだけなんだよね、というテンションの方に力作を読んでもらうのは至難の業です。

下手したら冒頭だけ見て離脱、という可能性も十分あり得ます。
書き手としてはツラいですよね。。

そこで今回は「読者は基本読まないもの」という前提のもと、それでも必要な情報を届けるための見出しと文字装飾について解説します。

基本的な文章構成はPREP法

PREP法とは
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(結論を繰り返す)

の順番で文章構成を作り、結論からスタートして最後にもう1度結論を述べる文章構成法です。
色々と試しましたが、この方法が最も文章を伝えやすかったです。

具体的な文章にすると以下のような感じです。

デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。
身体の背面を複合的に動かして鍛えられるからです。
デッドリフトのポジションはゴルフのアドレスに通じるものもあり、多くのプロゴルファーもデッドリフトによるトレーニングを重要視して結果をだしています。
なので、デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。

例文

結論
デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。

理由
身体の背面を複合的に動かして鍛えられるからです。

事例、具体例
デッドリフトのポジションはゴルフのアドレスに通じるものもあり、多くのプロゴルファーもデッドリフトによるトレーニングを重要視して結果をだしています。

結論
なので、デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。

短い文章ですと、そんなに読みづらくないですが、数千文字以上の文章であれば、PREP法を意識するだけでかなり伝わりやすい文章になります。

この記事は2000文字くらいですが、それでも見出しも装飾もなければ読みにくいのではないかな、と思います。

文章構成がしっかりしていないと結局読みづらい、という根本的な部分は改善されないので、以下の内容が出来なかったとしてもPREP法だけは守るようにすると一気に読みやすくなります。

見出しに結論を記載する

多くのブログやサイトでは見出しの文字は文字が大きくなっていたり装飾されていたりします。
目次に出しているサイトもあります。

見出しは他の文字よりも目立つ、ということです。
文章の塊は読まれなくても見出しだけは、ざっと読んでくれたりします。なので見出しには必ず結論を記載するようにしましょう。

先ほどの例文に見出しをつけてみます。

(見出し)デッドリフトでゴルフスイングが改善
デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。

(見出し)背面の広範囲を鍛えられる
身体の背面を複合的に動かして鍛えられるからです。

(見出し)プロも結果を出すほどのトレーニング効果
デッドリフトのポジションはゴルフのアドレスに通じるものもあり、多くのプロゴルファーもデッドリフトによるトレーニングを重要視して結果をだしています。

(見出し)デッドリフトはゴルフスイングに必須
なので、デッドリフトはゴルフスイングの安定に適しています。

見出しだけ読んでも何となく内容が伝わる、というのが大切です。
「まとめ」や「デッドリフトとゴルフスイング」みたいな見出しだと、見出しだけを読んでも内容が伝わらなくなってしまいます。

とにかく読者は読まない、という意識を持つようにして、流し読みされるという前提で記事を作成するのをオススメします。

流し読みされるという前提で文章を組み立てる

流し読みされる、という前提が分かっていると色々な工夫が可能です。
意図的に流し読みした場合に見るであろうポイントを作成し、読者を誘導することもできます。

流し読みしてもライターの意図は伝えられますし、読者側としてはサラッと読んだだけで大枠の内容が把握できます。
特に誰にもデメリットはありませんので是非活用してみてください。

書き手が思っている数倍、文章って読まれていないんですよ。
SNSで明らかにタイトルだけみて中身読まずに文句言っているな、みたいな投稿見たことないですか?
そういうのが大多数だと思っておいた方が運営は少し楽になります。

太字、アンダーライン、文字色の変更も有用

見出しだけでは意図が伝えきれない場合は、太字にしたりアンダーラインを活用したり、文字色を変更するのも有効です。

ただし、これらはやり過ぎるで読みづらくなったり、複数名で管理する場合は個々人のルールで装飾してしまう、という問題も起こります。
なのでルール化して運用するようにすると統一感が出せるようになります。

メディアによっては装飾NGだったり色々とルールがあると思いますので関わるメンバーに合わせて適宜ルール化しましょう。

熟読する読者には、より深い情報提供を

全ての読者が流し読みをするわけではあります。
しっかりと内容を読む方もいらっしゃいますし、見出しを見て興味を持ったトピックのみしっかり読む、という方もいらっしゃいます。

そういった方々のために詳細な情報提供や深掘りした情報や事例の提示は行うようにしましょう。

彼らの何%かはアーンドメディアとして、ご自身のメディアやSNSでシェアしてくれる可能性もあります。
熟読する方は、その方自身が何らかのメディアや情報発信をしている可能性が高いので、そういった方々に対しては少しでも良質だと思われる情報提供をするようにしましょう。

情報収集もしっかり行うような方には今後も定期的に訪問して欲しいじゃないですか。
もしかしたら何かしらの関係性が築ける可能性もありますからね。
そういったものはPV以上の価値があります。

メディアに関しては、熱心な読者、コアなファンを大切にした方が長期的な成長につながる可能性が高いので、大多数の読者のツボを押さえつつ、熱心な読者の期待に答える、という両輪を大切にして運用しましょう。

僕も情報発信者ですが、見てくれた方に少しでも何かを提供できるように頑張り続けます。


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