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コロナ直撃大学生が、社会人になって1ヶ月。率直な感想


「1番かわいそうな世代」


と、
言われ続けた大学生活もいつの間にか終わっていた。高校の卒業式が無く、大学スタート時に緊急事態宣言を受けた24卒の僕は、4月から社会人になった。

「社会人になったら時間が無い」と多くの大人は口を揃えて言うし、「またコロナが流行ったらどこへも行けない」と思い、大学生時代は、沢山旅行に行った。後で後悔しないようにと、大学生のうちに、やりたいことは一通りやった。それから、社会人になってちょうど1ヶ月が経過したが、率直な感想としては、

「確かに時間が無い」

だ。

大学4年生にもなって単位が取り終わっていた頃は、時間が余りに余っていた。「人生の夏休み」という言葉を先人が作ったのも、今になれば痛いように分かる。

社会人には責任がある。誰かの為の責任ではなくて、なにより自分の為の責任。遅刻とか寝坊とか失敗とか、上司に悪態をつくとか、そんなことはやろうと思えばいくらでも出来る。ただやったら、会社をクビになり、お金が入らなくなって生きられない。それだけ。結婚をしたら自分だけの為、じゃなくて妻の為、子供の為とも思うのだろうか。

大学生も授業をサボって遊べば、単位がなくなり卒業できなくなるが、今考えればそれは社会人の練習のようにも感じる。

卒業してすぐには感じなかったが、今は毎日のように頭に浮かぶ。

「大学生って最強だったなー」

と。


僕は、社会人になって人生3県目の故郷に、1人で暮らしている。周りには友達は居なくて、大学生の頃の様に、飲みに行くこともない。だから休みの日はやることがなければ暇だ。(ただ、やることはあるから暇では無い)

大学生から社会人になって1番変わったことは、お酒を飲まなくなったこと。バーテンダーをやったり、研究室にストロング缶を飲んでいたりと、浴びる様にお酒を飲んでいた大学生時代に比べ、飲む量は極端に減った。大学生の頃は、ほぼ毎日飲んでいたのが、この1ヶ月は5.6回程だろう。

それと、寂しくなりにくくなったことだろうか。
1日働いて夜に帰ってきたら、普通に疲れているし、ダラダラしていたら22時。家事をしてお風呂に入ったら0時で爆睡。の様な感じで、ダラダラしていたら時間があっという間に過ぎていく。次の日を気にしたらすぐに寝てしまう。寂しくなる様な時間があまり無い。常に何かに追われているような、そんな感じがする。


少ない休みの日になると、コロナ禍を思い出す。友達と遊べず、好きな人にも会えず、急に始まったあやふやなオンライン授業。全てやることを終わらせた後の喪失感。本当にあの頃は、何もやることがなかった。

僕は、コロナ禍で何か新しいことをしようと、始めた配信や作曲活動が今も生きている。だから僕にはやることがある。あのコロナ禍で、「コロナだから仕方が無い」と何もしなかった人と、「コロナだから新しいことを始めよう」と、動いた人で違いが出ている様に感じる。

「休日はやることがなくて暇」と言って何もしない人と、「休日だからあれをやろう」と動く人。何処となく、コロナ禍に同じ体験をした気がする。少なくとも僕は、コロナ禍のあの日々が今は生きているなと強く感じる。

(終

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