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「自分の子ども」なんて遠い先の話...?未来ある私たちだからこそ、今から考えよう。

セクガク2020開催まで一ヶ月を切りました!「セクガク2020ってどんな人がやってるの?」「企画についてもっと知りたい!」そんな声にお応えし、各企画のリーダー達が秘める想いに迫るインタビュー🔭 
ついにDAY7!最終回のゲストは『子どもほしい?ほしくない?』リーダーのくみさん!誰もが抱く、漠然とした自分の将来像。くみさんと一緒に見つめ直してみませんか?

Q1.「くみ」って何者?
大学院で社会学やジェンダー論の立場から、おもに夫婦関係について研究しています。「夫婦の愛情ってなんだろう」とか、ジェンダー規範(「男/女らしさ」)に縛られずに互いを尊重しあうパートナーシップのありかたに関心があります。
ただ、大学院生になるとどうしても浮世離れしやすいので(笑) 机上の空論ではいけないと思い、昨年から「Genesis」という団体でワークショップなども行っています。学んだ知識や自分の研究を活かしながらも、身近で親しみやすい存在として活動していくことがモットーです。

Q2.セクガク2020参加のきっかけは?
3月くらいにGenesisを通して知り合ったせんさん(『プライベートパーツのお勉強』リーダー)に誘ってもらいました。その時はまだ企画自体漠然としていて、「子どもをもつこと・育てることについて考えるイベントやるんだけど、興味ない~?」って感じでした。
これまで私はどちらかというと研究中心で、それほど自分が前に立って社会的な活動をするということはなかったのですが「やっぱり自分が研究してきたことや社会の課題と感じていることをアクティビストや違う境遇の方々と共有したいなぁ。そうじゃないとなかなか社会って変わらない…」と思っていたところだったので、参加できてうれしかったです。
あと、普段は関西にいるので、オンライン・ツールを通じて関東圏のいろいろな活動をされている方々と出会えたことも大きな財産になりました。

Q3.リーダーを務める企画は?
『子どもほしい?ほしくない?~多様な「家族」と生き方を認める社会の実現に向けて~』です。20歳前を中心とした若い世代の皆さんに向けて、幅広いゲストのお話から「子どもをもつこと」や「家族」についてさまざまな選択肢をご紹介する企画になります。
正直タイトルはかなり悩みました!でも、もともと企画メンバー自身20歳前後の人が多く、今後のキャリアや人生を考えるなかで「子どもほしい?ほしくない?」っていろんな人と話してみたいよね!というところから企画がはじまったんですね。そして、コロナの影響などで企画の形式は変わっても、ずっとその想いがベースになっているので、やっぱりそこを大切にしたタイトルでいこうっていうところに落ち着きました。

Q4.なぜこの企画をやるのか?
現在、家族のかたちや、子どもの産み育てのありかたは多様化してきています。というか、本来いろいろな人がいれば、その人生の在り方もいろいろあるはずです。しかしながら依然として、「夫婦とその子ども」を中心とした家族のかたちを「普通」「理想」とする価値観も残っています。
そうした社会背景のなかで特に20歳前後の若い世代は、まだ現実味を帯びていないにしても近い将来の自分の人生選択を意識しながら、さまざまな価値観と既存の固定観念、そして溢れる情報のなかでいろんな葛藤や不安を抱えていると思います。親世代とは違う「自分らしい生き方」をしたいけど、どうしたらいいかわからないし、結局このままだと周りや社会に流されそう…と感じている人って多いのではないでしょうか。
でも、現状ではそうした葛藤や不安について、深く向き合ったり幅広い情報を集めたりする機会は決して多いとはいえません。学校のキャリア教育でも、家族や子どもといった「私生活」までなかなか深く踏み込むことはないですし、家族や友だち同士だと思い切った話や真剣な話をしにくいこともあります。
そこで、この企画では、若い世代に焦点を当て、自らもその一員であるメンバーの視点をいかしながら、「家族」や「産み育て」の選択肢のいくつかについて、知る機会を提供したいと考えました。それと同時に、子どもや家族という身近なトピックから、「性」を取り巻くよりよい社会の実現に向けて、今後その担い手となっていく若者たちの当事者意識と問題関心を高めることに繋がればいいなと思っています。

Q5.この企画のアピールポイントはズバリ!
1つは、ゲストと扱うトピックの多彩さです!家族や子育てに関するイベントと言うと、たとえば不妊治療や子育てなど1つのトピックにフォーカスしたものが多いと思います。もちろん明確な悩みや不安がある場合、そうした1つのトピックについて深く知ることができるイベントは大事な場です。ですが、この企画では悩みや不安が明確でなくても幅広い視点から「そもそも家族ってなんだろう」「子どもってどういう存在なんだろう」と一歩引いて考えることができる点が魅力です。そのため、今回はあえて立場の異なるゲストの方々にそれぞれの視点からお話していただくことにしました。もちろん実際に自分の人生の選択に大きく関わるお話もあれば、直接的には関わりがなさそうなトピックもあるかもしれません。でも、ひとつの社会で生きるうえではどこかで必ずつながっている話で、自分じゃなくても自分の身近な人に関わる話かもしれません。そう思って、ぜひ全部の講演を聞いてみてください。
もう1つは、20歳前後の学生・新社会人にフォーカスしている点です!
この年齢層だと将来の進路や仕事のほか、サークルやバイト、趣味とやることがたくさんあって、「まだ子どもなんて遠い先の話でしょ」と感じるかもしれませんが、今回の内容はそんな皆さんのために人生の先輩であるゲストの方々からメッセージを届けてもらえる貴重な場です。自由にゲストの方とお話できる場も用意しているので、ぜひご参加いただけるとうれしいです。

Q6.すこ〜しだけネタバレお願いします!
講演のネタについては、現在ゲストの方々と打ち合わせしながら練っております!私たち運営メンバーもまだ全貌が見えていませんが、いまから「おもしろいお話が聞けそう!」「もっとお話が聞きたい!!」とワクワクしています。皆さんも動画公開日まで、ぜひ楽しみにしていてください!

Q7.最後に一言!
私自身、今後の自分の人生選択がどうなるのかわからないですし、たとえば長時間労働など、いまの社会の根本的な問題が変わらない限り、全てが希望どおりにはいかないだろうなと思う面もあります。でも今回いろいろな方のお話を聞く中で、そして同世代の同じように悩む仲間の思いを知るなかで、みえてきたこと・わかってきたことがあります。
この企画は、少しでも内容に興味をもっていただけたら、気軽に参加できるイベントです。「セクシュアリティってなんかとっつきにくい」「性の話は苦手…」という方にも参加していただきやすい内容になっていますので、たくさんの方のご参加をお待ちしています!もちろん熱いトークを交わしたいという方も大歓迎!一緒に家族や子ども、人生といった身近なテーマから「性」の問題について考えていきましょう!

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🎨セクガク2020🎨
「ここで、自分になる。」
性の文化祭『セクガク2020』が開催決定🎊
開催日:2020年10月24日(土)・25 日(日)
場所:オンライン&アーツ千代田3331 
※オフライン開催につきまして厳重な感染症対策のもと行われる予定です。

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