見出し画像

セールスが得意なスタッフを育てることは:lesson 69《スタッフ育成向上講座》

今回の話。
たぶんちょっと重いです。

接客販売業に携わる教育者やマネージャーとしては、根幹的な部分をひっくり返されるような話になるかもしれません。
ただ、今後はこういう考えを持っていないといよいよキツくなります。
それは人材不足であるということや、商売として競合と鎬を削っていくためには、これまで通りの考え方では難しい時代に入っているからです。

ぜひともご覧いただき、あなたのご意見も聞かせてもらえたらと思います。
みんなで一緒に考えていくべき大きな問題です。

lesson 69:セールスが得意なスタッフを育てる時代は終わりに近づいている《スタッフ育成向上講座》

接客販売業では、基本的にセールスの仕方を学ぶことになります。

『いかにして商品をお客様に売るか?』

この一点に関して、これまで脈々と人材教育が行なわれてきました。
僕自身もそうでしたし、周りの販売員を見てもみんな同じ道を辿ってきています。

しかし今、この考えから脱却できる教育者が明らかに求められてきていると感じます。

それは、セールスが得意なスタッフをいくら育ててももう商売自体が立ち行かなくなってきているからです。
人材が足りなくなってきて、いくら募集をかけても人は集まらない。
さらに雇用ができたとしてある程度売り方がを覚えてもらえたとしても、他の職の選択肢はたくさんあるためにあっさりと退職されてしまう。

お客様はお客様で、買う選択肢はいくらでもあるために自店でいくらセールスをかけて買ってもらおうとしても価格競争を含めて他で買われてしまう。

セールスを覚えて売ることができればその一瞬の売り上げは確保できますが、それ以降に続くこともなかなかありません。

セールスが悪いということわけではなく、根本的にセールスだけでは立ちいかなくなってきているのが現実なのです。

これはおそらく現場にいる人ほど薄々肌で感じてわかっていることなのではないでしょうか?

ここから先は

2,482字

日本全国の販売員や店長に読まれている「販売力向上講座メールマガジン」の内容がさらにパワーアップしてn…

メインプラン

¥500 / 月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?