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忌野清志郎 RCサクセションと友との出会い

忌野清志郎。清志郎がこの世からいなくなったと知った時は、思わず目を閉じて、空を見上げてしまう位の衝撃だった。

昔、ニュースやワイドショーで昭和の大スターが亡くなったと大騒ぎしていたり、母がその事でショックを受けているのを見ていても、ふーん、としか思わなかったが、結局、自分も一緒だった。

自分の青春や、人生の重要ポイントを彩ってきた人が亡くなると、それらを含めた自分の何かが無くなる感じがする。ぐっと歳をとる感じもする。

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高校入学後の最初のホームルーム。自己紹介。
茶髪で髪型は重めのボブ、小柄で歩き方が独特の少し変わった女の子が教壇に登場して、
「いえーい!RCサクセションが大好きな私です!RCが好きな人!一緒にライブに行きましょう!いえーい うえーい」と叫んで酔っ払いのように席に戻っていった。
今も関係が続いている友人との最初の対面。
本人的には実は大失敗したと後悔していたらしいが、私はこの自己紹介で彼女のことが大好きになった。

「私もRC好きだよ」と話しかけて友達になった。
ライブで花束を差し入れしたら、清志郎が身体中に巻きつけて登場してくれたの!なんて嬉しそうに話してくれた。

映画「![ai-ou]」も見に行った。スローバラード。トランジスタ・ラジオの日々。そんな事全て。

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「なんとか生きてるよー」と、その友人のLINEを今日久しぶりに受け取った。元気なら何より。

清志郎がいなくなって10年以上も経ってしまったみたいだ。何も知らなかった頃の私達には、二度と戻れないけど、もし、彼女がいなくなったら、人生の後始末を始める位の衝撃を受けるだろうから、ずっと元気でいて欲しいと思っている。