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住みながら自宅マンションを売却する時の基本とは

居住しながら、住みながら売却する時、室内はどんな様子、設え(しつらえ)にしておけばよいのでしょうか。

今回は、住みながら売却をする人、売れたら引越しをする人の、こんな悩みに向けて書いていきます。


結論からいいますと、家を綺麗にしておけばOK。

更に言うと特別な人が家に来る!という気持ちで綺麗にしておけばベストです。


理想をいうと、住宅展示場、マンションのモデルルーム!

当たり前ですが、そこには特別な人を出迎える雰囲気があります。信頼感、安心感、ワクワク感など、買いたくなるような前向きな感情が出てきます。そこを目指してください!


と言いいたですが、今回はタイトルの通り、他に住みながら売却している方々が、最低限実施していることを、項目ごとに簡潔にお伝えします。


家にある「物」


当たり前ですが、展示場には余計なものはありません。

使っていないものは捨てましょう(メルカリで売却など、家からなくなればいいです)。収納の中も購入者は開けて確認したいと思っています。収納も見られますので、不要な物は処分して、すっきりとした印象を与えられるようにしましょう。

また、案内の時だけで構いませんので、生活感を感じるものは一旦しまいましょう。冷蔵庫のメモ用紙、カレンダー、洗面所の歯ブラシ、キッチンのスポンジ、洗剤、玄関の靴、その他オブジェ以外の小物は全てです。

洗面台の上は何もなし、キッチンの上も何もなしです。適当でよいので、何かに入れておき、案内が終わったら元に戻します。



インテリア


大きなキズ・傷み、故障は治しておきましょう。

買う人が直すという形もとれますが、感情的に良い方向に動きません。不動産営業マンと相談しながら直すべき部分は直しましょう。もしタバコのヤニが壁紙についている部屋があれば、そこの壁紙交換とクリーニングは実施して直しましょう。

気持ちが悪い、嫌だという感情が先に立ちやすく、「直せばいい」という理性的・合理的に考える人は少ないからです。



照明


全ての照明を点灯してから、検討者を迎え入れてください。明るい印象をもってもらえるからです。店舗や展示場、ショールームと同様です。お客様来たら照明を付けるお店はありませんよね?

友達が遊びに来た感覚で、見る部屋ごとに点けて消すようでは、よい印象を与える事は難しいでしょう。

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空気


暑ければエアコンを、寒ければ暖房を、ちょうど良ければ窓を開けるなど、肌が気持ち良い状態で迎え入れましょう。長く滞在して、物件をゆっくり見学してもらう為には、温度も大切です。

店舗や展示場のように空気の状態を良くしておきましょう。

 



臭い・匂い


玄関は空気が淀みやすく、靴の臭いが残りやすいので、気をつけましょう。玄関は第一印象を良くする為に、香りがあってもよいと思います。

お昼ごはんを食べて、すぐに案内を入れる事も残臭があるので、やめましょう。

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掃除


これは、絶対です。風呂の水垢、洗面台の毛、トイレ汚れ、その他室内の埃なども綺麗に掃除しましょう。この後、この部屋を使いたいという気持ちになってもらいます。

前にもお伝えしましたが、悪い点が目に行くと「気持ちが悪い」いう感情が先に立ちやすく、「掃除すればいい」という理性的・合理的に考える人は少ないからです。


待機人数


多くて2人までです。家族が多い場合は、案内時だけでも外で待っていてもらいましょう。仮に売主4人家族、買主3人家族の場合、不動産営業マンを加えると合計で8-9人になります。

少しごちゃつきますので、動きにくさから「狭さ」を感じるかもしれません。



カーテン


外の景色が悪くなければ、限界までカーテンはオープンです。レースもです。できるだけ開口部を広くみせて、開放感や明るさを出していきましょう。しっかりとフサで綺麗に止めてください。気候がよく、風景もよければ窓も全開にしてお出迎えしましょう。



案内コース


決めておきましょう。部屋の一番良い点から案内しましょう。一般的にはリビングが一番良い事が多いので、他の部屋を見せずに「奥のリビングへお進みください」と、飲食店に行ったときに席を誘導されるような形で、声をかけて誘導しましょう。個室の扉を閉めておいて、リビングだけ開けておけば、自然に足が動くという方法もあります。



総括・まとめ


できるだけ「生活感がある」状態をなくしましょう。水垢・汚れ・臭い・ホコリ・キズ・目に見える物の全てです。できるだけキレイでスッキリ!が基本です。

いつもその部屋で過ごしているので、何が良い状態か分かりませんので、不動産会社に部屋の状態が良いか否かを質問して確認しましょう。

ただし営業マンも「お客様に嫌われて、売却活動を断れるのが嫌」なのでハッキリとした事は口にしない可能性がありますので、そこは注意が必要です。


理想は「生活感のない・ワクワク」です。最後に、また難しい事を言ってしまいスミマセン。


頑張って、いまから片付け・掃除を始めていきましょう!



宅地建物取引士 株式会社関谷健不動産販売 関谷


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