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与えられたものと、自分で考える、の違い/ルーキー座談会 Vol.2

◆Vol.1から続く

2020年4月、アスリートとしての社会人生活をスタートさせた3人。
木村梨七(きむら りな)選手、
弟子丸小春(でしまる こはる)選手、
長澤日桜里
(ながさわ ひおり)選手。

学生から社会人へ。そしてスポーツ選手という、
ちょっと特殊な職業に就くことで、
感じた戸惑い
はなかったのか。
そして、3人の間に生まれた絆についても、
聞きました。


1年目の戸惑い

Q.社会人になって、走ることが仕事になりました。大きな変化だと思いますが、戸惑った部分や心境面での変化などありましたか。

木村:学生の頃は、先生に決めていただいた練習をやっている感覚でした。でも、実業団に入ると、与えられたものだけでなく、より良くするためにどうすればいいか考える必要がある。競技への考え方が、高校から大きく変わったなと思います。

弟子丸:実業団だと、みんな練習にプラスして何か取り組んだり、補強も意識しています。私も、入ってすぐはうまく出来ませんでしたが、年が明けて気持ち新たに考えた時、調子が上がってきました。プラスで練習を考えて、自分で率先して補強に取り組んだりするのは、一年前になかったことだと思います。

長澤:高校の時は、与えられたメニューをやれば強くなれると思っていましたが、実業団に入ってからは、このメニューをこなしたら自分がどうなるのか意識したり、どこを粘れば強くなるのか、考えるようになりました。私は粘るのが苦手なので、先輩方に「ここまで来たら楽だよ」とか声をかけていただいて、それを自分に言い聞かせてやったりしていました。


ここが違うよ!陸上選手

Q.思い描いていた生活と、ここが違った、ということは何かありますか?

弟子丸:学生時代の寮生活とは、ちょっと違いますね。前よりも、自由な時間が多いです。高校では学校もあるし、夜寝る時間も遅くなったりしていましたが、今は練習や補強の時間以外は自由なので、最初は戸惑いました。今は、自由時間をケアにあてるなど決めて使っています。

木村:同じような感覚です。自由時間はテレビを見たり。アニメとか(笑)

長澤:私は、寮生活が初めてなのもあり、部屋もひとりで寂しさを感じましたね。最初の頃は、友達や親に電話をかけて話したり、気を紛らわすためにドラマを見たりしていました。最初は緊張しましたけど、みんな優しい方ばかりなのでリラックスできています。


励ましあえる存在

Q.それぞれ大変な時期もあったと思いますが、励ましてくれた人の存在やかけられて嬉しかった言葉などあれば教えてください。

弟子丸:同期の頑張ってる姿や、励ましの言葉は大きかったですね。先輩もきつかったら声をかけてくれます。森智香子選手は高校の先輩でもあるので、気にかけてもらって、勇気をもらったりしていました。

長澤:同期の二人もそうですが、先輩も優しい声をかけて励ましてくれたので嬉しかったです。あとは親と電話したりして、現状を報告しながら励ましてもらったりして、支えられているなと感じることができました。

木村:二人と同じですが、先輩やチームのスタッフに「一緒に頑張ろう」など声をかけて貰えると、頑張ることができました。たくさんの方々からかけていただいた、様々な言葉が嬉しかったです。


Vol.3に続く➡


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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