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夫婦の氏について、若者の意見はどう取り扱うべき?


 こちらのツイートがよく読まれているようですが、選択的夫婦別姓(厳密には選択的夫婦別「氏」)の議論において、これから結婚する人の意見はどれだけ考慮されるべきなのでしょうか?

 私は、若い人の中でも婚約者がいたり、結婚や妊娠・出産の経験があったりする人の意見をより考慮するべきだと思っています。結婚は勿論、子供を持つということがより現実のものになると、また考え方が変わってくる可能性があるからです。

 選択的夫婦別姓の案の中には、別氏を選択した夫婦が入籍時に子の氏(全員共通)を決めておくものというがあります。

 子の氏で揉めないという観点からすると、そのような仕組みになっても不思議ではありません。一方で、子供を産む直前になって、子供と氏が異なる方が「やっぱり同じ氏にしておけば良かった」と後悔することも考えられるのではないでしょうか?特に、母親が子供と異なる氏の場合はどうでしょう?親と別氏であることで、苦労させるのではないかと思う人もいるかもしれません。

 こうしたことを踏まえると、やはり結婚や出産、妊娠の経験がある人の方が、選択的夫婦別姓を仮に取り入れた場合について、想像力を働かせやすいのではないかと思います。若者の意見が取り入れられやすい時代でもありますが、人よりも多くの経験を積んだ人の考えも侮れないと思います。