【エッセイ】 SDGsとスキンケア
スーパーのプライベートブランドの洗顔料を使っていた。
適当な年齢になると、”てきとう” にしていたスキンケアも細やかにしなければならないと強く思うようになった。
スキンケアに気配りするなら、ナショナルブランドを使えばいい話だが、そうそうお金も使えないので、プライベートブランドを買っていた。それが悪かった。
ボトルの中身がなくなったので買いに行くと、それが売ってなかった。
そのお店でたまたま品切れだったのかと、違うお店に行ったがない。
同じ看板を掲げているスーパーでも、お店により違う会社のことがある。それぞれ、扱っている商品が微妙に違うので、数件見たが、探している洗顔料は見つからなかった。
それだけでなく、並んでいた他の商品もなくなった気がする。これは、きっと、商品そのものがなくなったのだ。
プライベートブランドは、そういうことがたまにある。
泡が出てくる商品は、泡の出口と、中に入っている液体の粘性に相性があると聞いたことがある。液体が理想的な泡になるように出口の形が研究されているそうだ。風呂洗剤なども、容器を変えると期待される泡立ちにならないことがあるらしい。「必ず○○の詰め替え用を詰め替えてください」とボトルに書いているのはそのためである。
そうすると、この空になったボトルは、もう使えないではないか…
とかくSDGsといわれるが、肌も洗顔料も持続可能でありたい。
(2023年12月18日)
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