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旅日記

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旅先でのスプーン人匙ほどのお話。 Cover Photo : Yu Iwasaki / Berlin, Germany
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#日記

note×ことりっぷのコンテストで「尾道日記シリーズ」が大賞を受賞しました

note×ことりっぷお題企画「#わたしの旅行記」コンテストにて、今年5月の尾道滞在の日々を綴っ…

なんども訪れるところ|京都、伊丹、大阪日記

2024.10.18(金) 小田原から、昼前に京都へ。 にもつを預けて、五条で米粉クレープ…

もうひとねばりの、夏休み|いすみ日記

2024.8.6(火) 朝いち、ヤギのところへ。 名まえはパクとチー。こわがって、中々近づ…

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うまれた街へいく|会津日記

2024.8.4(日) 佐渡の虫崎、八重子さんの家で目ざめる。 起きたてでふらふらしながら…

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八重子おばあちゃんとの一日|佐渡日記6

2024.8.3(土) 「五時に虫崎で」 ねむい目をこすり、待ちあわせの船着場へ。海は凪。 …

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魚と泳ぐ|佐渡日記5

2024.8.2(金) 佐渡の蚊は、あんまりぷうんといわない。 いうけれども、音がなんだか…

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人間は可愛い|佐渡日記4

2024.8.1(木) 六時に起きる。 おむすびをふたつ、今日はきゅうりの漬物と、きのうとおなじ魚つき。具は高菜と焼き魚。直売所のプラムをひとつ齧る。 洗濯機いっぱいに、洗いもの。 色かたちばらばらの、ありあわせのハンガーと洗濯ばさみ、タオル干しに、工夫してならべていく。 洗濯でも料理でも、限られたもので、何かしたり、どうにかする。家でする洗濯も料理も、割合たのしいが、こういうときはもっとたのしい。あれこれあるより、ないほうがいい。 熱いどくだみ茶を入れて、しらべもの。今

こがねの脈をゆき|佐渡日記3

2024.7.31(水) 三時半に目がさめる。 ひじの辺りがぷっくり腫れる。かゆさと、暑さ…

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島のひるね|佐渡日記2

2024.7.30(火) 六時半に目が覚めて、もういちど寝る。 ストレッチをして、きのうの…

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一日かけていく|佐渡日記1

2024.7.29(月) 九時、鎌倉をでる。 高尾、青梅を過ぎ、埼玉から高崎で高速を降り、R…

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かなしみで繋がる|ソウル日記7

前回までのソウル日記(抜粋)▽▼▽ 2024.5.14(火) ソウル最終日。宿から一本道を…

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さんぽ、本屋、ごはん会の日曜日|ソウル日記5

前回までのソウル日記(抜粋)▽▼▽ 2024.5.12(日) Yがチャントルさんとコナンさ…

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雨降りの日は|ソウル日記4

前回までのソウル日記(抜粋)はこちら。 2024.5.11(土) 朝ごはんに、粥の店SUGAへ…

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この国の時間|ソウル日記2

一日目はこちら。 2024.5.9(木) ソウルの朝。野菜もくだものも、太陽をあびて花のぱあっとひらいたみたいに、八百屋の軒先とトラックとにころげおちそうに並んでいる。そこを寝ぼけまなこのツアーの団体が、そろそろ横切る。スーパーに入るとまだだれも入ってきていない、真新しい空気。 ヨンサンの戦争記念館へ。このとき、Yも私もそこがどんなところか知らなかった。ただ名をのみ見て、この国の戦争の歴史を深く学べるものと思い、向かった。 記念館の周辺は、警備がものものしい。道がわか