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鎌倉暮らし日記〈2022〜2023〉

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鎌倉のちょっと古い家に住んでいます。 Cover Photo : Kurumi Hamanaka / Yanaka, Tokyo
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#エッセイ

どうして木を植えたのですか

2023.10.10 火  お向かいのTさんに高枝ばさみをお借りし、庭の柿をどっさり収穫。四十五個く…

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昼は詩をよみ、夜は星をよむ

  2023.9.17 日  昨日、じょじょまるでおかゆをたべて、八幡宮に流鏑馬をみにいった。人が…

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夏の頂点

白い龍  鎌倉の海のそばに住んでいる。海まで散歩に行くのが日課だが、大暑を過ぎてからはあ…

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日記を書いている「私」はだれなのか

先日、日記とは一体何か?なぜ私たちは日記を書くのか?について思案したことを書いた。そのつ…

シとドの音だけ思い出せない

2023.4.2 横浜のカフェで勉強と調べもの。今のめがねがどうも固く見える印象なので変えようか…

日記を書くということについて

1944年3月7日火曜日に、14歳のアンネが書いた日記だ。 2年に及ぶ潜伏生活の末にナチスに連行…

梅も桜も桃もみんな

2023.3.28 夕方、散歩にでた。パートナーとけんかしてむしゃくしゃした気分のまま歩いた。ずっと下を見ていた。ふと視線をあげたとき、突如ロックが解除されたような、視界がクリアになった気がした。体が変わると気持ちも変わるんだ、となんべんも思っていることを、今日もこうしてまた思った。おなじことを毎回新鮮に感じている私はお馬鹿なのかおめでたいのか。 森に入り、遠回りのコース。それはそれは大きなエノキの木があるのだが、今日はなんとなくそうしたくてよじ登ってしばらくそこで過ごし

一冊の短編集みたいな人生

2023.3.19 大山のとうふ祭りへ。直径4メートルの釜でつくる大山菜という薬草入りの湯豆腐の仙…

百年、一日にも満たない時間

2023.3.10 朝、思いたってプランターにパプリカとミニトマトの種を植える。どこで買ったかは…

十九年前の、あの朝のこと

2023.2.26 昨夜から花粉症がひどい。毎年こんなにひどかったっけ?と思う。ところで六年前の…

おぼえる気のない花の名前

2023.2.20 気づいたら朝で、気づいたら昼で、気づいたら夕暮れで、気づいたら夜。こういう毎…

ちょっとそこまで、春を探しに

2023.2.21 真冬の寒さに逆戻り。昨夜の煮物の残りをごはんにのっけて食べる。 健診結果を聞…

城より高層ビルより、地べたがいい

2023.2.18 花粉症が始まってしまった。目のゴロゴロ感、あたまのぼんやり感、そして鼻のむず…

春と熊

2023.2.13 朝から雨。パートナーの両親が遅い誕生日プレゼントに茅乃舎の出汁と青汁を送ってくれたので、お礼のハガキを出しがてら散歩。友人の和菓子事業のブランドマネージメントをすこし手伝うことになったのでミーティング。グルテンフリーとヴィーガンで作っている。お昼は鍋を作り、午後は眼科の定期検診と漢方内科。視野の欠けはほとんど変わりない。夕方、雨足が強くなる。みかんや春菊などを買い、パートナーと稲村ヶ崎の温泉で待ち合わせ。久々の熱いお湯に感動する。もくもくの湯気のなか丸裸