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WROJanpan2023 福岡地区予選会の振り返り

 皆さんこんにちは。今回は、技術紹介ではなく今回は7月30日に開催されたWRO Japan 2023 福岡地区予選会についてご紹介したいと思います。
私自身、開催運営チームとして参加させていただきました。
※今回の記事は、私個人の主観が大きくありますので、ご了承ください。

 今回の大会では、ROBOミッションエキスパート競技、ミドル競技のシニア部門を開催させていただきました。
1月のルール発表から、選手たちによる様々なことにチャレンジしたロボットの動きを見ることができたのは毎年ではありますが貴重な体験をさせていただきました。


ロボット(ハード)について

 今年のルールは、例年にない固定型のオブジェクトや大きなオブジェクトを運ぶなど新しいルールによりロボットの形は、チームにより様々でした。
ただ、第一印象として、マシンの巨大化が目立ちました。マシンは大きく作るとたくさんの作業はできます。しかし、大きいがゆえに、「重量」、「旋回能力」、「加減速」などがプログラムを行ううえでデメリットとなってしまいます。特に重量の増加は、ロボットの俊敏な動きを低下させてしまうとともに、バッテリーの消費量が増えてしまいベストパフォーマンスが可能な時間を減らしてしまい、結果的にチームにとって不利な結果をもたらしてしまいます。
対処法として、今一度不要なパーツや削ることができるものがないかを探し、軽量化を重ねていきましょう。

↑実際の経験を元に話させていただきました。実際に現役時代規定サイズギリギリのマシンを作成し、満充電から2〜3回動かすのが精一杯のマシンができた経験がありました。。。今となっては貴重な体験でしたが、コンパクト化は重要です。

 また、隙間を減らして密度の高いロボット作成もおすすめです。ロボットは、モーターに直結しているタイヤに十分な力が働かなければ、本来のパフォーマンスを発揮しません。中心にパーツを寄せることにより、重さという力を分散させずに一点に集中することができます。そのためには、ギアや軸の使用方法に工夫が必要になってきます。たくさんのロボットのパターンを作る練習にもなるので、是非チャレンジしてみてください!

プログラムについて

 プログラムについては、近年言語を使用したチームが徐々にではありますがでてきております。とても素晴らしいチャレンジだと思います。学生という主教科の学習を行った後に更に学習をすることは難しいことだったかと思われます。これらは、今後の皆さんの人生に大きな影響を与えることと思います。これからもっと多くのチームのチャレンジをお待ちしております。
また、現在ビジュアルプログラムを使用しているチームは、次のステップアップとして取り組んでいただけると幸いです。

このブログでも、先にはなりますが、言語系のブログも書くことができればと考えておりますので、お楽しみに!!

交流会について

 今大会では、選手たちの交流会も実施させていただきました。お互いに技術を共有し合うことで予選会全体でのレベルアップを目指すことを目的に実施させていただきました。どうしてもこのようなロボット大会において、他チームとの共有は、難しいことです。そのため、チーム内での技術の伝達のみで終わってしまい、それ以上の成長、他の考え、技術の習得が困難となってしまいます。今回の取り組みでは、多くのチームが交流してくださりました。自分のチームと何が違うのかを感じることができたかと思われます。また、自分たちが取り組んできたことを話すことにより内容の理解、新たな発見につながると幸いです。
今年初めての試みで、不安でしたが、多くの選手、コーチの交流を見ることができ、嬉しかったです。

まとめ

 今年の大会は、4年ぶりの現地での大会であり、運営を行なった私自身も反省点はたくさんあります。しかし、現地での緊張感を持った大会はやはり厳しさの中に多くの発見があったかともわれますので、来年へ生かしていただけたらと思います。
今回、実施にあたり多くのご協力の中開催することができました。
勝負の大会ですので、勝ち負けはありますが、来年へ向けて現在の課題をクリアしていただけると幸いです。
今週末は、全国大会です。また、多くのロボットを見れることを楽しみにしております。

今回の記事に関わったURLサイト

  • WRO Japan 福岡予選会 ホームページ


  • WRO Japan ホームページ


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