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関原 宏昭
2019年9月15日 06:18
バウハウス100年祭が多くの国で開催されている。そのままのデザインで現代でも通用するモダンさ。色褪せてない。その反対側に位置するのが、内田ゴシックであり、築81年の旧公衆衛生院建築ではないかと思う。革新的なデザインと伝統的なデザイン。ほぼ同じ時代の対照的な表現。しかし、内田ゴシックは単に伝統を踏襲するのではなく、ゴシック建築のエッセンスを進化させている。旧公衆衛生院では、竣工当時の
2019年8月5日 08:17
旧公衆衛生院の中央ホールやはりドームをイメージして描かれたのではなかろうか。中央に近づくにつれおり上がる。先日東京ドームに行った時、ドームの考え方、多様性が目に付いた。自然空間を人工的に構成する思想から生まれたものである。同様に中央ホールを眺めていると、単なる円形ホールの天井装飾であるはずがない。冠のように周りを取り囲む尖った装飾との連動性からして、ゴシック建築のドームと相通じるも
2019年6月17日 09:47
内田祥三先生が編み込まれた建造空間の研究が続いている。関係資料に目を通しながら、実際の空間と対話をする。対話と言っても、わからない箇所を眺めながら、仮説を立て意味付けができるかどうかの繰り返しであるが。構造はともかくとして、意匠・デザインはじっくり観ていると何かしらの「私はこう思うのですが」のイメージが浮かんでくる。安藤忠雄氏は、設計図は言葉だと話された。ではリアルな空間は?おそ