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答え合わせをしたくなる
思いもよらないつながりに遭遇
独り言のように旧公衆衛生院の研究のことをSNSに上げていると、ある方から「懐かしく見ています」と伝えられる
(時節柄、ある方としかお伝えできない)
えっ?うわー!意外な言葉に感激
一年余り、勤務されていたとのこと
復原の様子を話しながら、我が家へお誘いするような気分になる
「行ってみたいですねー」
コロナ禍が収束して落ち着いてきたら、是非おいでいただきたい
一緒に歩い
旧公衆衛生院の週末研究二年目
旧公衆衛生院の週末研究二年目
回を重ねてVol31
今日は鉄筋の量に感動
当時どうやって調達したのだろうか
工法の変わった今では見ることがない
奥が深い
うかつにまとめると大変だ
一つひとつ、丁寧に見極めなければ
意匠、構造全てに意味がある
旧公衆衛生院研究 隣接編
旧公衆衛生院の隣には、東京大学医科学研究所本館1号館(旧東京帝国大学附置伝染病研究所)がある。
こちらは旧公衆衛生院の完成一年前の1937(昭和12)年に竣工した。設計は内田祥三、施工は大倉土木、大林組 でSRC造3階建である。
意匠は内田ゴシックでまとめられており、旧公衆衛生院とよく似ている。
しかし、細かく散りばめられたデザインは旧公衆衛生院と異なり、機能の緊張感と和らげる空間づくりを目
旧公衆衛生院 週末研究27 用途変更
週末研究27回目
旧公衆衛生院施設は保健衛生の研究、教育を目的として開設された。
現在は港区の複合施設として運営されている。旧講堂、旧院長室、旧次長室は、開設当時の空間が保存公開されているが、他の部屋は用途変更され使用されている。
復原の考え方を全ての空間に用いることが、文化財の観点からすると重要となるが、多目的に利用できる公共施設として捉えると、利用対象は限定される。そのために、開設当時の設を
旧公衆衛生院の週末研究は続く
春から始めた旧公衆衛生院の週末研究も、半年が経過し、秋から冬へ。建物内もひんやりしてきた。
復原利用にあたっては、居室部分は空調設備の設置が施されたが、ホール、廊下、階段等の共用部分は設備はない。
建設当時は開閉できる窓であったが、現在は、はめ殺しのペアガラス窓になっている。よって夏は通気が出来ず、高温多湿な状態になることもある。
では冬はどうであろか。鉄筋コンクリート造、床は大理石、或いは
面取りに含まれるメッセージ
旧公衆衛生院の柱には、角の面を取ったものと、そうでないものがある。
また、面取りは上部下部とも途中で止め、三角のデザインが浮かぶように施されている。
旧公衆衛生院の開設の目的は、保健衛生に関する研究と保健師の教育にある。
面を取った空間は、研究・教育を想定した専門的な場と考えられる。三角のデザインは向学と土台が表現されている。
面を取ってない空間は、一般的な場と考えられ、交流やプライベート