舞台「ねじまき鳥クロニクル」をみました


【おすすめポイント】
 生演奏!!!
 ぞっとするようなぞくぞくするような!!!
 役者!!

【アクセス】 とても簡単!

【生演奏】
楽器の使い方が面白く聴きごたえがあった。低音のドラムが誰かの足音に聞こえたり、権力とか暴力的な象徴に感じるとともに恐怖も感じる。人の叫び声のようなトランペット(?)も印象的。私は最初『ねじまき鳥』という言葉を聞いてもその存在を具体的には感じられなかったけれど、ねじをまくドリルのような音が使われたときに、こんな鳴き声の鳥がいるような気がして、その鳥が世界のねじをまいているところが想像できた感覚になった。

【ぞっとするようなぞくぞくするような】
基本的に暗い雰囲気がある。ストーリーはよくわからない。ずっと転回が読めないし、「この人は何の話をしているんだろう…」ということばかり起こる。でもその分、一つ一つのシーンや人物が際立っていて飽きない。むしろ鳥肌が立つようなぞっとする?ぞくぞくする?冷たい恐怖の中に高揚感があるような感じだった。形のある物、理論的な事で動いている世界に私は普段生活しているのだけれど、その私にとっての現実が揺らいでいく。全然違う価値観で形の無い物、理論的ではない事で動いている世界もあるんだろうと思うと、恐れとともにちょっと憧れを覚えた。

【役者】
皆すごい存在感で作品の奥深さと調和していた。強烈なキャラクターが多いのに誰も不自然に思わなかったのが、不思議なくらいすごいと思っている。
成河さんの声が綺麗だった。幕開けの一言がすごくかっこ良かった。

【アクセス】 東京芸術劇場 プレイハウス~とても簡単!~
東京芸術劇場は最寄りの池袋駅から地下通路で直結している。2bという出口まで駅員さんに誘導をお願いすれば、劇場の地下入り口まで連れて行ってもらえる。注意点としては、路線によっては「同じ駅?」と思うぐらい歩かなければいけないこと。芸術劇場は西口側なので、副都心線が一番近い。
地価通路から階段を上がる。踊り場が1度あるくらいの長さ。上がりきると点字ブロックがあるので、それに沿って進むと、一瞬途切れる箇所があり、それを無視して直進すれば再び点字ブロックが戻って来るとともに入り口に入れている。開けっ放しなので気づくと入っている感じ。相変わらず真っすぐな点字ブロックが続いているが、吹き抜けの広場みたいなエントランスなのでちょっと音が変わる。
この階は小劇場があるがプレイハウスは2階まで上がらなければいけない。たいてい白杖をつきながら入ると警備員さんが声をかけてくれる。もし声をかけてもらえなかったら、その場をうろうろすると90パーセント人が駆け寄ってきてくれる。もしくはそのまま進んでいくとエスカレーターかエレベーターがあるので、1回に上がって総合案内・チケットカウンターまで行くと案内してもらえる。エスカレーターには音声もついていないが、人は多いのでこの建物内を迷っていると誰かしら声をかけてくれるはず。

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