日本の在り方

円安、エネルギー、食糧などの輸入物価の高騰による値上げラッシュで、家計も、企業経営も厳しい経済環境です。

 

国内各シンクタンクの来年の景気予測は、パッとしない予測が大半と個人的には判断しています。

金融機関で、いろいろな企業様と法人担当として企業経営に関与させていただいてきた身としましての

個人的見解は、国内景気は厳しいと考えています。

その理由は、

1.生活関連物価の高騰継続

2.可処分所得の低迷

 

1については、円安、エネルギー価格の世界的高騰により、生活関連品目の価格上昇は、経済指標から大きくかけ離れたもので、消費者物価指数は、1%台から3%台の伸びとされてきていますが、肌感覚としては、20%超ではないでしょうか?

2については、失われた30年とか言われながら、日本の給与所得は最近でこそ、名目賃金が上昇に転じていますが、可処分所得は低迷したままです。名目的には、ようやく2000年の水準に戻ったに過ぎません。

 

世間の風潮として、違和感を感じるのは、物価が下がるのを良しとし、物価が上がるのを悪としていると思われることです。

市場経済を否定しているのでしょうか?

それで、所得あがると思いますか?
自分だけの懐ばかりを考えれば考えるほど逆に動く。

長いデフレ経済の中、インフレを体感されていない経営者が多くなり、世間の風潮に流されてしまっているのではないでしょうか?

インフレ、デフレの本質を理解されている政治家、官僚、企業経営者、国民ってどれくらいいるのだろうか?

基本、本質に立ち返る時。

以上 

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