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世界三大ツール グランツール

自転車レースにおいて世界的に有名なレースは「ツール・ド・フランス」ですが、他にも「ジロ・デ・イタリア」と「ブエルタ・ア・エスパーニャ」という大きなレースがあり、これら3つはグランツール(三大ツール)と呼ばれています。

グランツールの3戦は、UCI(国際自転車競技連合)が定めている年間シリーズ戦の中で最も得られるポイントが高いレースなので、これらを観れば世界最高峰の自転車競技を楽しめます。

ツール・ド・フランス

まず、ツール・ド・フランスは毎年7月にフランスで開催されていて、FIFAワールドカップ・オリンピックと並ぶほどの世界的なスポーツイベントです。

平坦・山岳・タイムトライアルと多彩なステージが設定されていますが、他のグランツールと比べて、平地ステージと山岳ステージがバランス良く構成されています。
出場選手の国籍も多彩で、ヨーロッパだけでなく、アメリカ・オーストラリア・南米などの出身者もいます。

ジロ・デ・イタリア

次に、ジロ・デ・イタリアは毎年5月にイタリアで開催される自転車レースで、ツール・ド・フランスに比べて山岳ステージの割合が大きいため、上りを速く走れるクライマーが活きる場合が多いです。

また、アルプス山脈などには雪が残っている場合があるので、寒さや悪天候とも戦わなければならない厳しいレースです。

そのため、イタリア国内ではツール・ド・フランスが世界最大のレースである事に対し、ジロ・デ・イタリアは世界最高のレースだと言われています。

ブエルタ・ア・エスパーニャ

最後に、毎年9月にスペインで開催されているブエルタ・ア・エスパーニャは、1ステージあたりの距離が平均150km程度となっていて、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアよりも20kmほど短いため、レースの平均スピードが速くなる傾向があります。

また、開催地のスペインはアップダウンが激しい場所が多く、平地ステージでも他のレースでは中級山岳ステージに含まれるような構成になっている場合もあるため、山岳に強いスプリンターが有利です。

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