世界三大独裁者

"世界三大独裁者といえばアドルフ・ヒトラー、ヨシフ・スターリン、毛沢東が挙げられます。

アドルフ・ヒトラー

アドルフ・ヒトラーは、かつてドイツに君臨したナチス（国家社会主義ドイツ労働者党）の指導者です。ドイツにおいて一極集中の独裁指導体制を築きました。

ユダヤ人に対する大虐殺ホロコーストを行った人物として知られています。アドルフ・ヒトラーは1933年に首相となり、人種主義に基づく政策を推し進めました。ポーランドに侵攻したことで、第二次世界大戦も引き起こされています。

ヨシフ・スターリン

ヨシフ・スターリンはソビエト連邦の政治家で、恐怖政治をしいてソビエト連邦を支配した独裁者として有名です。

ロシアの歴史を語る上でも必要不可欠な人物になります。ソビエト連邦を建国したウラジミール・レーニンが亡くなると、ライバルを蹴落とし共産党内で地位を固め第二の後継者として君臨するようになります。

農業が主体であったロシアを工業社会に変身させるために尽力しましたが、同時に政策に反対する人を強制収容所送りにするなど専制的な恐怖政治を行いました。

秘密警察の力も大きくなり、何百万人もの人がシベリアにある強制労働収容所に送られたと言われています。共産党や軍隊の敵を完全に排除する大粛清を行ったのです。

毛沢東

毛沢東は、中国大陸に中華人民共和国を建国した人物として知られています。

日中戦争が起こった後に、蒋介石が率いていた中華民国は台湾に追放しました。チベットも支配し、念願であった中華統一を成し遂げたのです。それだけみれば毛沢東は中華人民共和国の英雄ですが、最高権力を握ると徐々に暴君化していきます。

建国当初は新民主主義の社会を作ることを目標にしていたのに、突然社会主義へと舵を切ったのです。

文化大革命という革命運動を起こしました。文化大革命では、音楽や芸術等も迫害の対象となっています。旧来の文化や思想の破棄をスローガンとしたため、貴重な文化財も多数破壊されてしまいました。"