世界三大秘宝
"世界三大秘宝とは、世界を代表するとされている最もポピュラーな3つの秘宝です。本来であれば、人に見せずに秘蔵する宝を意味していますが、現代で世界三大秘宝と呼ばれているものは、一般の人でも見ることができるようになっています。
その3つとは、一般的に「ツタンカーメン黄金のマスク」と「ミロのヴィーナス」そして「モナ・リザ」です。
ツタンカーメン黄金のマスク
「ツタンカーメン黄金のマスク」は、ツタンカーメン王の墓から出土した黄金のマスクです。ツタンカーメンは、紀元前14世紀ごろの古代エジプト第18王朝のファラオで、即位したときはまだ少年であり、若くして亡くなりました。
墓は王家の谷にあり、ほとんど盗掘されることなく発掘されたため、副葬品の数々は今に残されています。
その1つが、ミイラにかぶせられていた黄金のマスクです。現在ではカイロにあるエジプト考古学博物館で展示されていて、エジプト観光の目玉として多くの人が訪れています。
ミロのヴィーナス
「ミロのヴィーナス」は古代ギリシャで作られた、女性の彫刻像です。片足に重心をかけている、立ち姿のこの女性は、ギリシャ神話に登場する女神・アフロディーテだといわれています。
1820年にミロス島で発見されました。大理石でできていて、高さは203センチメートルです。
ヴィーナスは、アフロディーテのラテン語名を英語読みしたもの、ミロとは、エーゲ海にあるギリシャ領の島であるミロス島を意味しています。現在ではパリのルーブル美術館で展示されています。
モナ・リザ
「モナ・リザ」は、イタリアの芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた女性の肖像画です。大きさは縦77センチ・横53センチです。
この油彩の板絵は、1503年頃から1506年頃に制作されたといわれています。かつてはフランス王が所有していましたが、現在はフランスの国有財産となっていて、パリのルーブル美術館で展示されていて、見ることが可能です。
モデルになったのは、リザ・デル・ジョコンドという女性で、彼女の夫がレオナルド・ダ・ヴィンチに絵の製作を依頼して描かれました。"
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