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世界三大証券取引所(売買代金)

世界三大証券取引所(売買代金)とは、従来であれば東京証券取引所やニューヨーク証券取引所、またロンドン証券取引所を指していましたが、今日においてはその定義は変わりつつあると言われています。例えば、売買代金や時価総額などでNASDAQや上海証券取引所が上位に食い込むようになってきたからです。

ニューヨーク証券取引所

世界三大証券取引所(売買代金)の一つであるニューヨーク証券取引所は、1792年に設立され、まさにアメリカの証券取引の中心市場となってきました。ニューヨークのウォール街にあるこの証券取引所は、市場に対して絶大な影響力を持っていることで知られています。実際、ニューヨーク証券取引所の株価動向は、世界の株式市場を左右するほどの影響力があると言っても決して過言ではないでしょう。

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NASDAQ

もともとアメリカ証券業協会により1971年に開設された、コンピューターによる売買システムと意味していたNASDAQは、現在においては株式の電子市場そのものを指す言葉として使われています。

アメリカ企業を中心として5000社以上が株式を公開するなど、売買高や売買株数、また登録企業数の点では、今やニューヨーク証券取引所を上回る勢いを誇る市場となっており、まさに世界最大の市場と言われているのでます。

このように、アメリカの証券取引所として最も有名なのがニューヨーク証券取引所とNASDAQであるのに対して、成長ぶりが注目されている中国では上海証券取引所深セン証券取引所がよく知られています。

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上海証券取引所深セン証券取引所

例えば、1891年に設立された上海証券取引所は、2010年通年の売買代金では、何と世界で第三位になったことがあり、大きな注目を集めていると言えるでしょう。
こうして考えてきた点から見ても明らかなように、世界三大証券取引所(売買代金)を明確に定義することは非常に難しくなっています。とは言え、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに次いで、上海証券取引所が力を付けてきていることは間違いありません。

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