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アルプスの三大北壁

アルプスの三大北壁は、ヨーロッパアルプスの数ある山々の中で、北側にある切り立った山並みが巨大な壁になっている物で、中でも有名なアイガー山、グランド・ジョラス山、マッターホルン山の三つを指します。

北壁とは山の北側の斜面のことで、三大北壁は北側の斜面が岸壁になっているため、ロッククライミングやアイスクライミングが行われます。

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いずれも1000m以上の勾配があり、日照時間も限られ、気温も上がらず落石の危険などがあるため、厳しい環境の中でのクライミングになるでしょう。そのため他の登頂ルートよりも難易度は格段に上がると言われています。

アイガー山

アイガー山は、ペルーアルプスの一峰でスイスを代表する山です。

標高は約3,970mで映画や小説の題材にもなっています。標高が高いほど変わりやすいという山の天気ですが、アイガー山の北側にはガスがかかることがよくあります。ガスがかかれば視界が一気に悪くなるため登る時には注意が必要になります。

グランド・ジョラス山

グランド・ジョラス山はアルプス山脈モンブラン山塊にあり、アルプスの三大北壁の中では登るのに最も難易度が高いとされています。

標高は約4,208mです。約1kmにわたる頂稜には、ウォーカー峰、ウィンパー峰、クロ峰、エレーヌ峰、エレーヌ峰、マルグリット峰、ヤング峰の6つの頂があります。その北壁は高低差1200mと登攀の困難となっています。

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マッターホルン山

マッターホルン山はアルプス山脈に属しています。標高は約4,478mです。
山頂にはスイスとイタリアの国境が通るという特徴があります。

形はピラミッド型で4つの斜面があり、北壁の高低差は1200mです。三つの山の中では難易度が低いとされていますが、切り立った北壁は登頂を難しくさせています。これら3つの山をアルプスの三大北壁と言います。

どの山の北壁ルートも登るのは困難ですが、切り立った山脈と気温が低いことで残る雪との風景は見ていてとても美しい物と感じることでしょう。

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