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世界三大指揮者

クラシック音楽で注目されることが多いのは作曲家ですが、指揮者も非常に重要な役割を果たしています。

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アルトゥーロ・トスカニーニ

世界三大指揮者の一人は、イタリア出身のアルトゥーロ・トスカニーニです。

スカラ座をはじめ、メトロポリタンなどで音楽監督を歴任していました。20世紀前半の指揮者の中でもとりわけ有名です。アルトゥーロ・トスカニーニはロマン主義のスタイルから脱却して、新即物主義に分類されています。テンポは速いものの正確で、アンサンブルは統一されているのが特徴です。

オーケストレーションを部分的に改編するようなところもありました。得意な音楽はベートーヴェンとブラームスといったドイツ人の音楽です。
一方でチャイコフスキーも得意でした。

マーラーやブルックナーはほとんど手がけなかったそうです。

ヴィルヘルムフルトヴェングラー

次に有名なのはヴィルヘルムフルトヴェングラーです。

ヴィルヘルムフルトヴェングラーはトスカニーニとライバル関係にあった指揮者です。対極に位置づけられることも少なくありません。

トスカニーニと同じくベートーヴェンやブラームスやワーグナーなどのドイツ音楽が得意です。しかしドイツのロマン派のスタイルを引き継いでいたので、トスカニーニとは正反対と言えます。

ヴィルヘルムフルトヴェングラーは自身を指揮者とは思っておらず、作曲家であるとみなしていました。
実際にブルックナーに匹敵するほど規模が大きい作品を残しています。3つの交響曲と交響的協奏曲とピアノ五重奏曲など、一時間以上も演奏に費やすのが印象的です。

一時期は伴奏ピアニストとして活躍していた頃があって、多才な人物でした。

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ブルーノ・ワルター

三人目はブルーノ・ワルターですが、他の二人とは違ってマーラーやモーツァルトを得意としていた指揮者です。

マーラーはハンブルク歌劇場で音楽監督をしていたことがあり、その際に認められてブルーノ・ワルターと親交が深まっていきました。

マーラーの弟子と言われることもありますが、実際に指揮を学んだわけではありません。

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