見出し画像

世界三大建築

パルテノン神殿

パルテノン神殿は、標高150mに約30万坪にも及ぶ広さを有するアテナイのアクロポリスに紀元前438年に竣工したオリュンポス12神の人柱アテーナーを祀る神殿です。

パルテノン神殿は、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂やリンカーン記念堂に用いられている柱頭の鉢形装飾が特徴的な「ドーリア式」を代表する建築物とされていますが、1687年には神聖同盟とオスマントルコが戦った大トルコ戦争でオスマン帝国の火薬庫であったことからヴェネチア共和国の攻撃で壊滅的な損傷を受けました。

現在は、ペルシャ戦争後に建設された長さ68.7mかつ5幅30.6mの神殿を見学が可能です。

パンテオン

パンテオンは、古代ローマ時代には2km四方の広さを誇った「マルス広場」に建設された神殿であり、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの娘婿マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって紀元前25年に建造されました。

2代目のパルテオンは、ローマ帝国第14代皇帝ハドリアヌス帝によって118年から10年かけて再建され、現在はローマ帝国時代と同じ建築資材であるローマン・コンクリートの基礎を土台に再建されています。

画像1

現在のパンテオンは、直径と高さが同じ43.2mの完全な半円形のドームに頂上部に直径9mオクルスを有し、6mの壁厚が頂上部では1.5mと薄く重量感を全く感じさせないのが特徴です。

ハギア・ソフィア

ハギア・ソフィアは、バチカン市国の南東端にあるサン・ピエトロ大聖堂を建築したコンスタンティヌス1世の息子コンスタンティヌス2世によって350年頃から建設が開始されたキリスト教の大聖堂ですが、2度の火災に見舞われ415年に東ローマ帝国のテオドシウス2世カリグラフォスに再建されただけでなくユスティニアヌス1世によって537年に再建されました。

現在のハギア・ソフィアは、地上55mかつ直径33mの巨大な中央ドームを中心に建つ4本のミナレットが印象的な世界遺産であり、ビザンツ様式の最高傑作と呼ばれるソフィア内は黄金色に輝く美しいモザイク画や透かし彫りの飾りを持った大理石の柱など贅の限りを尽くしています。"

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?