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世界遺産|コースとセヴェンヌの地中海性農牧地の文化的景観

ユネスコの世界遺産リストの登録物件であるコースとセヴェンヌの地中海性農牧地の文化的景観は、フランス南部の中央山塊に位置する、コース地方とセヴェンヌ山脈に含まれる農業景観を対象にしています。

コースとセヴェンヌの二つの地方は石灰石大地が密集している中央高原で、羊の牧畜が盛んなところです。3000年以上もの長い間の農業と畜産業、また自然環境がマッチして2011年に世界遺産に登録されました。

コースとセヴェンヌは12世紀の農業の特徴を現在も残していますが、現代的な技術革新も農業に採用されています。コースは山の斜面に棚田状に配置された村や石造りの農家の建物が特徴です。今でも夏には伝統的な移動放牧が行われている地方です。

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