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世界三大銘茶

"世界三大銘茶には、中国のキーマン、インドのダージリンティー、スリランカのウバの3つの紅茶の産地を指します。

どの紅茶も有名で耳にしたことはある響きばかりですが、特にダージリンが聞き馴染みのある方が多いと思います。最近だとウバも気軽に飲めるペットボトルや缶のミルクティーで知られてきていると思います。

キーマンは、希少価値が高く最高級のものとなる生産量は中国では5%程、市場に出回ることが少なく紅茶専門店にしか置いていない事が多いので、あまり飲んだことも見たこともないという方が多いかもしれません。
それでは三代銘茶をひとつひとつ詳しく見ていきます。

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ダージリン

ダージリンは、インドのダージリン地方が原産地で爽やかな口当たりとマスカットのような芳醇な香りが特徴の紅茶です。水色は薄い茶色、紅茶のシャンパンという別名もあります。

ストレートティーにとても向いていて、通常紅茶を抽出する時は沸騰したお湯を使いますが、ダージリンは85度位のお湯で長めの抽出時間をとると美味しく入れられ、上質の緑茶を連想させます。ファーストフラッシュという、上質のものはかなり高価で取引きされています。

ウバ

ウバはスリランカのセイロン島南東部が原産地で、標高は低めのところにあります。水色はオレンジ系の深い赤色で甘い香りが特徴的で、タンニンの含有量が多いので渋みが感じられます。

水色が非常に綺麗で濃い色なので、カップに注いだとき内側の縁に移る金色の光は「ゴールデンリング」と呼ばれます。ウバはストレートティーだけではなく、濃いめのミルクティーにしても美味しく頂けます。

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祁門(キーマン)

祁門(キーマン)は渋みや苦味が弱く、スモーキーな香りと甘みが特徴、若干のクセがあるので、好き嫌いは分かれるかもしれません。

発酵度数が高く、蘭の香りにもたとえられる程の甘い香りで、ウバと同様にミルクティーにもストレートにも合います。祁門の中でも上級品になると工程が増えるため、かなりの希少価値があり高値になりあまり市場には出回りません。

日本の緑茶と同じように、産地によって味わいや香りが異なるので、それぞれの特徴を知っておくと自分好みの紅茶が見つけやすくなります。"

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