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ちんたらむらの暮らしvol.1〜水〜


ちんたらむらで暮らし始めて2ヶ月。

ここでの暮らしにもだいぶ慣れてきて、ちんたらむらでの暮らしについて

私なりに感じたことをnoteで書いていこうと思います。


そもそも、ちんたら村ってなに?どこ?という声が聞こえた気がする。


ちんたら村とは

千葉県富津市の山奥にあります。

鴨川市との境い目で、房総半島の真ん中らへんにあります。

20代の保育士2人から始まったこのプロジェクト。

20年空き家だったお家と土地を購入し、

開拓を始めたのが約1年前。

(私はこの時まだ村と繋がってはいませんでした。噂はチラッと聞いてたくらい)

2人がなんでこの場を買ってまで

ちんたら村を作りたかったか。

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ちんたらという言葉

ネガティブな言葉にも聞こえます。

というか、そうとらわれがち。

でも、客観的に見てその人がちんたらしていると捉えても

それは、本人にとって、とても大事な時間であったりもします。

そして、その時間こそが、その人らしさが存分に発揮できて

いろんなの可能性を生むきっかけになるかもしれない。


だから、村の中での唯一の掟として

他人のちんたらを邪魔しない

があります。

それぞれがありのままでいて、好きに過ごせる環境

それを見守れる仲間がいる場

そして、そこで子ども達も共に暮らす。

私たち保育士が保育したり、

家族で滞在してもらって、

一緒に子育てをする。

そんな村作りを目指して始まったのが

ちんたら村です。

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私がちんたら村に初めて行ったのは

今年の7月。

ちょうど私が隣り町の鴨川市で

ベビーシッターのWWOOFをしていた頃。

20代保育士何人かでちんたら村に行こうという企画があって

鴨川のところからの行き方を調べたら

なんと車で20分(笑)

そこから、なんやかんやで通うようになり、

気付いたら住むことになった笑


鴨川からいすみ、そして富津と

千葉の房総半島にとてもご縁があった2020年下半期。


最初の計画だったら、今ごろせかい旅を始めていたんだけどね。

人生は面白い。

そう思うようになったのも、

今年の3月に仕事を辞めてから、

自ら行動して、選択することが日々の暮らしに直結するようになって

そこからの変化や出会いが不思議と繋がってきているから。

きっと、ちんたら村での暮らしも続けていく中で

これから自分自身にも、周りにもいろんな変化が起こってくると思う。

だから、そのプロセスを残していきたい。


仲間たちは既に、ちんたら村のYouTubeチャンネル

ちんたら放送局で暮らしや保育についての発信をしていて

私は、ちんたら村のインスタの更新を担当している。@chintaravillage


そして、このnoteでも書いていきたい!と思いついて

書いているのがこの記事。

(ほとんど出来上がった状態で、一度文が消えてしまい

ショックからなんとか這い上がった。。。)


ここでの暮らしについて

水、畑、食、命、循環、集落ver. に分けて

更新していきます。

「一般的な家やシェアハウスとは少し違う、

でも、豊かな資源がたくさんある

ちんたら村の暮らしをお届けします。」


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今日は水について

生き物にとって、水は必要不可欠な存在。

人間の体は何%かは水とかもよく言いますよね。

(数字忘れた。確か結構多かった気がする)

そして、人間は、水を便利に利用するために、水道・下水を作った。

特に日本は、これらのインフラがほとんどの地域に行き届いている。


でも、ちんたら村には その水道も下水もない。

まー田舎では、水道使わずに井戸や、

山の水を家に引いてきている家族も結構いる。

でも、ちんたら村には、井戸や近くから引ける山の水すらない。


なので、どうしているのかと言うと

水を汲みに行っています。


タンクをいくつか車に積んで

近所にある湧水の汲み場まで行っています。

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この水は、飲み水と、生活用水に使って

週に1回くらい汲みに行っています。


食器を洗う時はこんな感じで

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ちょろちょろ水を出しながら。

使った水は、そのまま土に流れるので

自然由来の洗剤を使ってます。



そして、ちんたら村のトイレ

コンポストトイレなので、水は使いません。

トイレについては、また今度。


お風呂は浴槽あるけど、

1度のお風呂で、汲んできた水1回分使ってしまい

お湯にするのに大量の薪が必要だから

ほとんど使っていません。


なので、お風呂は

週1回お風呂屋さんに行って、

週1回ご近所さんのお風呂を借りに行っています。

まーこの季節だから、この頻度で平気だけど

夏だったら、、、どうなるのかな、、笑


そして、最後に洗濯機

もちろん、ございません。笑


コインランドリー行ったり、

これもまた、ご近所さんのを借りています。


有難いことに、私たちがベビーシッターをしたり

作業の手伝いをした代わりに、これらを借りさせてもらっています。


これって不便?

お風呂や洗濯機、水道がない暮らしって不便、?

不便といえば不便。が率直な感想だけど

この暮らしも悪いことばかりではないんです。

水は有限であることを、日々の暮らしから考えられる。

一滴の水でも大事に使いたいと思うようになる。

ご近所さんとの関わりが増える

などなど、なんか上手く言葉に出来ないんだけど

私は、この暮らしは好き。


最近は、寒くて食器洗う水がびっくりするくらい冷たくて凍える。

時々帰る東京の実家や、ご近所のお家では

蛇口をひねれば、温かいお湯が無限かのように出てくる。

どちらが良いとか悪いとかではなく、

私は、この両サイドの暮らしを知って、体感していることが

大事だと思う。

蛇口からお湯が出てきたときの感動は、なかなかです笑


これからの村の水事情


このまま、ちんたら村は

風呂なし、洗濯機なしの暮らしを続けていくのか。


それは、ないと、願いたい。。。

いつかは、五右衛門風呂なんか置いて、

そのお湯使って、洗濯したい。!!

そのためには、やはり

水汲み以外で水を確保する手段が必要になってきます。


まずは、井戸掘り

これはもう始めています。

手掘りで3.5mを掘り、見事水が出てきました。

でも、水が出てきたら完成ではなく

まだいくつかの工程があるので、実用化はもう少し先になりそう。

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そして、もう一つの手段は

雨水利用

これは、なるべく早く活用できるようにしたい。

私がパーマカルチャーを学んだ場所PAWAには、

雨水タンクがあって、その水を飲み水としても使っていて

美味しさに驚きました。

早く欲しいのに、なかなか作業には取り組めていないので

これは年明けくらいから、挑戦したいと思います。



生き物にとって不可欠な水との付き合い方も

いろんな角度から考えられるちんたら村での暮らし。

これからもっといろんな角度から

村での暮らしを発信していきたいと思うので、

次回以降もお楽しみに!


Have a good night.


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