人の「note」の記事に勝手にANSWER:あの時の中小企業診断士の意見、正しかったの?
noteを見ている中で、この記事を見つけました。
この記事の中で「当時の状況」で、他の人がどう思うのか?という問いがありました。
たまたま見つけたのですが、たまたま?中小企業診断士でもあるので、このお話に「私個人」としての見方を書いてい見たいと思います。
もしかしたら他の方は違う意見かもしれません。
ちなみにコメントに書こうと思ったのですが、長すぎて入りませんでした!
なのでこちらに「記事」として書きたいと思います。
結論
ここまでのnoteの内容を、全部見た上で結論から述べますね。
私なら止めます。
なので、当時相談した中小企業診断士の方と「結論」は同じです。
その理由をつらつらと述べていきます。
理由1:生業であるか?
まずこの当時の状況はnote↓に書かれている通り、
年間で「支出」を引き、扶養に入れるほど
という認識です。
そして、次の「マンションで苦情が出た」↓というお話で、
生業であるからこそ、突然言われても困るし、納得できない。
きっとその通りだと思います。
判断の1つの理由として『「生業」として成り立つか?』という事です。
生業は言葉のとおり、「生活を立てるための仕事」になります。
この当時、「年間で「支出」を引き、扶養に入れるほど」というこの状態が「生活を立てる」ことが出来るのか?と言うのが一つ目の要素です。
仮になんですが…
「もしご主人さんがいなければ」
生業=この仕事一本で生活できるか?
と言われればどうでしょう?
確かに現実には「夫婦」なので、きっと生活は成り立ちます。
ですが、商売は「夫婦」でなんて考えません。
ご主人の「給料」を、「お店の利益」に勘定することないですよね?
それと同様にご主人の仕事込みで「事業」を考えることはありません。
つまり
「ご主人がいない状態」で「あなた1人で生業」として、継続できるのか?
それが「商売」として考えたときに重要なことです。
そして当時では成り立たないはずです。
それはご自身が計算して「家賃が払えない可能性がある」という事を認識していることからも、間違いないでしょう。
ですので、それだけでも十分「やめた方が良い」という結論になるはずです。
しかしまだ理由があります。
理由2:しょせん「赤の他人」
noteの記事を読んで、本当にクライアントのお話を誠実に聴き、言葉に気を付け、言語化をされてきたのだろうと感じています。
お人柄や、思考が文章からよく伝わってきます。
ご主人はあなたの人生に深く関わり、性格や、人との接し方、考え方、「あなたまるごと」をみて、「独立」にも後押ししてくれたのだと思います。
さて、一方「当時あった中小企業診断士」はどうでしょうか?
あったばかりの人間が、ご主人のように「あなたまるごと」で判断できるでしょうか?
もちろん出来るわけありません。
プロだろうが、凄かろうが、しょせん「赤の他人」なのです。
ましてや、面談時間は数時間ぐらいじゃないでしょうか?
あなたの人生や性格、考えなんて知る由もありません。
その当時書いた「薄い紙の上に書かれたこと」だけで判断するしかないのです。
その紙の上に、このnoteのようにすべてを書き込んだでしょうか?
きっと書き込むスペースなどなかったと思います。
身内なら「あなたまるごと」という判断材料がたくさんあります。
ですが、どれだけ凄腕のプロでも「表面(紙)上のあなた」という材料しかないのです。
結果「理由1:生業であるか?」でしか判断できないのです。
理由3:爆発するような業種ではない
きっとずーっとカウンセリングを続けられてるので、よくご理解されていると思うのですが、カウンセリングは、今風でいえば「バズったり、流行する」ような業種ではないと思います。
例えば「飲食店や物販」なら、一発あててドカーンと借金を返すということは、もちろん難しいですが、可能な業種になります。
目に見えるだけ、わかりやすく、他人も理解しやすいのです。
しかし、カウンセリングは、口コミによる「信用・信頼」が大事で、「徐々に広がっていく」商売が基本になると思います。
目には見えず、他人(中小企業診断士)も理解しにくくなります。
そのような「じわじわ伸びる業種」で、「家賃を払えるか分からない」状況で借金に突入しようとするならば、「苦しい状況が続く可能性が高そう」というのが一般的な判断になります。
経営者に苦しんでほしくない。
これは、どの診断士も思う事だと思います。
誤解してほしくない事:「遊びや趣味」なんて思っていない
「理由1:生業であるか?」→NO
「理由2:しょせん赤の他人」→あなたの人間性等は勘定に入らない。
「理由3:爆発するような業種ではない」→苦しむ状態が続くだろう。
これらの理由から「止める」という判断になるのです。
なので、中小企業診断士に「遊びや趣味と思われたのではないか?」というような理由は全く無くても「止める」という判断になるのです。
きっと「必死」だったあなたは成功に導くための情熱を持っていたと思います。
なので、中小企業診断士に止められた事が、とてもショックで、今も心に残っている出来事だったのだと思いますし、「他のひとはどんな意見か?」を聞きたかったのだと思います。
「あなた」の立場なら、もちろん当たり前です。
しかしこれも事実です。
借金で人は死ぬ。
お金をかり、返済に追われ、苦しくなったあげく、人は命を絶つ。
あなたと違う立場だから「借金で人は死ぬ」という事実も頭にいれ、こちらは判断しなければいけません。
少なくとも私はそう考えます。
であるならば、家賃すら返せるか分からない状況で、他の食費や光熱費、その他生活に係るもろもろの費用まで含めると「借金はしない方が良い」にしかならないのです。
仮に「新しく借りた事務所」が、「借金が出来ず、資金が足りず数カ月で引き払う」ことになっても、「マイナス」ではありません。
0で終わるだけで、ご主人がいるからやり直せるのです。
しかし「借金」していたなら、それではすみません。
借金を返すためにどこかで働き、働いたお金は返済で消え、ご主人まで巻き込んで、人生は大きく狂います。
あなたは情熱を持っていたからこそ、『中小企業診断士から見て「趣味か遊びの範疇」のように軽く思われて、止められた』と思われたのだと思います。
どこか馬鹿にされたような気がされたのだと思います。
でも私は逆だと思うのです。
「遊びや趣味」なんて思ってないからこそ「止める」のです。
遊びや趣味なら、どうぞ借金して自由にしてください。
きっとそういうと思います。
その当時の判断が正しかったかどうか?
これについては、答えは必要ないような気がします。
今あなたが、冷静に過去を見返しながら、無事にnoteを書いている。
ずーっと、カウンセラーを続けられている。
それが答えだと思います。
とても長くなりましたが、これが私個人の見解です。
勝手に人のnoteを使って、勝手に意見を書くという事をしているので、もしも不愉快に思う部分があるならば、即削除致しますのでおっしゃってください。
しょせん「他人」だからこそ、冷徹に判断できる知識や視点もある。
立場によって視点が異なることは、きっとよくご存じだと思うので、ご理解して頂ければ幸いです。
8/31追記
こちらの「勝手にAnswer」を読んで頂いたご本人から、更なる「Answer」を頂きました。
どんな内容のお返事を頂いたのか?は、↑の記事をお読みください。
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