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君たちはどんな世界を生きるのか?【第4回:日常の買い物も、電車に乗るのでも隣町へ行かないといけない未来|「勉強」が数十倍の価値を持ち始める未来がくる

前回は、
地域の魅力が衰える
という事が起こる事を書きました。

そして消えるのは魅力だけではない。
地域の機能が衰えるとも書きました。

地域の「機能が衰える」とは、
どういうことでしょう?

「町の機能」って?

いまみなさんは、
住んでいる町で生活が出来ています。

「生活が出来る」というのは、
細かく見ると思った以上に、
「生活のための機能」が必要です。

◎コンビニ、スーパー
 買い物する場所がある 
◎病院がある
◎子どもの為の学校がある
◎電車、バス等の交通機関がある etc

当たり前すぎて忘れますが、
「町にはたくさんの機能」があることで、
「生活できる町」になっています。

しかし!
忘れている事がもう一つあります。
それは、
それら「町の機能」は、
いまの人口に合わせて作られたもの
ということです。

今の町のお店は「今の人口」がいるから成り立っている

経済学でいう「需要と供給」

聞いた事が有る言葉だと思いますが、
自分の町で考えないでしょう。

今あるお店がやっていけるのは、
今の人口があってこそ

人口減少が1/2へ向かい進み続け、
その需要と供給のバランスが崩れ
需要(買う側)が減れば
売れない物(店)が増える

するとどうなるか?



供給(売る)側は耐えられず、
閉店や倒産のラッシュが行われる。

そして店が減り続けて、
バランスが保たれるようになれば、
倒産ラッシュは収まる。

人口が半分なら、
お店の数も半分で十分

つまり…

町のお店は消える

町では商売が成り立たないため、
スーパー、コンビニ、病院等はもちろん、
公共機関である、小中学校、
バスや最悪電車の駅が無くなる。

全ての用事で隣町へ行ける?

全ての生活の機能は隣町へ
行かなければ無い状態になる。

買い物も、病院も、学校も、
子どもの保育園や幼稚園

電車に乗る事ですら、
隣町の駅から…

もちろんバスや電車が無いなら、
隣町への移動手段を自分で用意
しないといけない。

どちらの町になるかは1/2。
そこまでは誰もわかりません。

しかしこうなる事は、
人口減少から考えれば当たり前

消費者が半分なんですから、
お店の数も半分で十分です。
つまり「町の機能も半分」で十分。

お店はボランティアじゃありません。
利益がないなら撤退するだけです。

「今」は地方にとどまっている話なだけで、
今から日本の全地域で起こる事が確定
していると思って差支えありません。

むしろ今人口が多い「都会」なほど、
人口減少の影響は大きくなる可能性が有ります。

これが、
地域の機能が衰えるという事です。

あなたの町か、
お隣の町が消える。

それが「今の人口減少」がもつ、
圧倒的な破壊力なのです。

国ももちろんこれを認識しています。

ちなみに、
国は「町ごと消滅」と言ってます。

が!
町ごと消滅する前に、
まず「店が消滅」するのが先
です。

その地域に住む人たちは、
長い間不便な場所に住みながら、
緩やかに町として消滅に向かう。

というのが自然なシナリオです。

多分この問題は、
10年後にはほとんどの人が
無視できない問題にまで広がる
と個人的には予測しています。

徐々にお店が消えていくので、
気付かないかもしれませんが、
これが「地域の機能が衰える」
という事です。

多分ここまででも、
君(子ども)たちの生きる世界
というものが、
我々大人の世代に比べて
スーパーハードモード
になる事は感じられるのではないでしょうか?

でもね…
まだまだこれだけではありません。

ここからさらに発展させていきます。

<想像してみよう>「地域の機能」が衰えると、仕事はどうなっていくのか?

多くの人が生きるためには、
「仕事=お金を儲ける手段」
が必要です。

自給自足ができるなら
必要ないかもしれませんが、
現代社会ではほぼ不可能です。

つまり全員間違いなく
「仕事=お金を儲ける手段」
が必要です。

この「仕事」がどうなっていくのか?
「地域の機能」が衰えるところから、
徐々に範囲を広げて予測していきます。

出来るだけ身近なところから、
みんなが想像しやすいように
予測をしていきます。

一度自分で想像してほしい
と思っています。

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