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ごはん食べてないよ?もう認知症高齢者とバトルする必要はありません。

今回は、

認知症のお年寄りが

よーーーーーーーーーーく

仰ることば

ナンバーワンといっても過言ではない

この言葉。

私だけ、ごはんもろてないよ?
(ごはん食べた直後の発言。)

ごはん食べてないねんけど?
(ごはん食べた直後の発言。)

ここはごはんも出ないの?
(ごはん食べた直後の発言。)

そうです、

ごはんを食べてすぐに

ごはんを食べたことを忘れてしまう。

この認知症の鉄板あるある。

鉄板あるあるであり、

介護士がどーしても

イラっ!

としてしまいやすい鉄板のシチュエーションでもあります。

そこで、

いろいろ試してみたんです!!

その中で、

効果があったもの

や、

効果がなかったもの

みなさんにご紹介して、

今後

認知症のお年寄りとのコミュニケーションで

ぜひご活用頂きまして

よりお互いがストレスフリーで

ちょっとでも穏やかでいられるようになっていただけたら

と思います!

ちなみに、

ここでいう

効果

とは、

認知症の方も、介護する側も、
比較的穏やかにその場をしのげた。

という定義で、効果があった、としておきます!

それでは参りましょう!

僕が試したお声かけで、

ご紹介するのは、

7つ!

①食べましたよ?
②忘れてるだけですよ?
③みんなと一緒にここで食べましたよ?
④ほら、これおじいちゃんが食べたお皿ですよ?
⑤ほら、(証拠写真を見せて)食べてますよ?
⑥いま、買いに行ってますよ?!
⑦いま、作ってますよ?!

です!w

ひとつづつ、

でも軽く、

長くならないようにサクッとご紹介していきます!

ではひとつめ、

①食べましたよ?
(シンプルに事実を伝える。)

⇒効果は?、、

断トツでなし!!!w w

⇒・認知症なのでやったことはすぐ忘れてもなんらおかしくない。

⇒・となると認知症の本人の中では"食べていない"というのが事実

⇒・スタッフの思う事実=その場で起こっていた真実だが、そこを忘れている

⇒・いくら食べたと伝えても、平行線。

⇒・スタッフも認知症の本人もストレス大。

②忘れてるだけですよ?
(そちらが間違いだということを気づかせる)

⇒効果は?、、

もちろんなし!!!

⇒・忘れやすくなっている、という自覚はない人がほとんど。

⇒・ましてや自分が認知症だなんて当然わかっていない。

⇒・となると、認知症の本人からすると、覚えがないものにはやっぱり覚えがない。

⇒・納得できず、平行線。スタッフも認知症の本人もストレス大。

③みんなと一緒にここで食べましたよ?
(他にも証人がいることをアピール)

⇒効果は?、、

まったくなし!!!!

⇒・みんなは食べたんかもしれんけど、私は食べてない!となる。

⇒・みんなこことは正直どうでもいい。

⇒・自分が覚えているかいないか。

⇒・自分が納得できるかできないか。

④ほら、これおじいちゃんが食べたお皿ですよ。
(本人が実際に使ったお皿や残したおかずを
物的証拠として見せる)

⇒効果は?、、、

あんまりなし!!!、

⇒・人によっては、あれ?使ってる。おかしいな。とはなる。

⇒・ただ、余計に混乱したり、誰かが使った!と二次妄想に発展する恐れあり。

⇒・物をみせても、思い込みの力は激しく、納得して頂くのは難しい。

⑤ほら、(証拠写真を見せて)食べてますよ?
(自分が食べている姿そのものをみてもらう)

⇒効果は?、、

意外となし!!!!!ww
(ただ、人によっては、効果あり!)

⇒・物を見せるのと同様、余計に混乱を招いた。

⇒・あきらかに本人の写真でも、"これは私じゃない!"とまで仰り信じてもらえず、スタッフの気持ちズタズタ。

⇒・ただ、認知症の度合いにもよるのか、
人によっては、"あ、ほんまや食べてるわ"と納得され、落ち着かれたケースもあり。

⇒・認知症の度合い、本人の性格、本人の不穏具合により効果はまばら。

⑥いま買いに行ってますよ?!
(相手を否定せずこちらがウソをついて合わせる。)

効果は?、、、

けっこう落ち着く!!!!!!www

⇒・否定すると平行線。

⇒・まだ食べていないという状況にこちらがあわせる。

⇒・でも本人からすると体的にはお腹いっぱいなので、待っているうちに眠くなる!w

⑦いま作ってますよ?!
(⑥と同様。まだ提供していないというウソでじゃあしょうがないか、と思わせる)

⇒効果は?、、、

⇒けっこう効きます!!!!!涙涙涙

⇒・相手の話に合わせる

⇒・こちらの真実よりあちらの思い込み

⇒・身体的には食べていて、満腹なはずなので、気持ちさえ落ち着けば問題ない

⇒・スタッフも必死にならないし、比較的穏やかに説明できる。

以上です!!

ざっくりまとめると、

・否定しない

・相手の主張に合わす

・相手の真実に合う穏やかなウソをいう

・真実は認知症の本人が決めること

・もちろんおいしいご飯は提供した上で!

ということが言えるのでは?

と思います!

介護する側も、

認知症の本人も、

真実がなにか、とか

こっちがやってやったのに!

わざわざ作ったのに!

よりも

"今"
という時間を
お互いに少しでも穏やかにすごせる方を
真実にする

のもありかなと思います。

ぜひぜひ、すぐに使ってみてください!!!!w

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最後までお読み頂きまして、

ありがとうございました!!!

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