性同一性障害の真実を知るとあなたの性別への価値観も変わる

この記事では、

性同一性障害
の当事者である僕が、

性同一性障害について


本当~~~によく誤解される、こと4選!⇩

①なりたいんでしょ?
②もったいないよ!
③男に興味ないの?
④他人に紹介するときに"この人本当は女なの"

について、ご紹介していきます。

ちなみに、僕は、女生まれの男性 =FTM といいます。
まだ、手術はしておらず、男性ホルモン治療をしています。

ですので、今回は、FTM の僕基準の話にはなりますが、
逆もしかり(男生まれの女性=MTF)、
同じ勘違いがたくさんあると思いますので、

ぜひ、楽しく参考にしてください!

本題に入る前に、

実は!


"性同一性障害"

"トランスジェンダー"

は違うものなんです!ご存知でしたか?

以下に
サクッと違いをご説明しておきます。

⇒トランスジェンダーとは?(参・Wikipedia)

トランスジェンダーとは、一般に 生まれたときからもっているとされる、伝統的に社会で認識されている役割と同様の規範的な性役割に収まらない傾向を含む、あらゆる個人および行動、グループに当てられる一般用語である。

ちょっとややこしいので簡単に言い換えると、w


⇒・トランスジェンダーとは、体とは反対の性別として生きている人のこと

⇒・トランスジェンダーとは、生まれたときの性別とは違う性別として生きている人のこと

⇒・もしくはそれを望んでいる人のこと

⇒・トランスジェンダーとは、生まれたときの体とは違う性別で社会にでている(仕事をしている)人のこと

という感じです!

そして、

⇒トランスジェンダーと性同一性障害の違いは?
(参考リンク⇒https://lgbt-fudousan.com/sp/diary-detail-417259/)

トランスジェンダーと性同一性障害の違いは、「心と身体の性別を一致させたいと思っているかどうか」ということになります。

心と体の性別に差があるトランスジェンダーのひとつに、「心と身体の性別を一致させたいと望んでいる「性同一性障害」があるといったところでしょう。

そのため、トランスジェンダーという言葉の方が、性同一性障害という言葉よりも、広義の意味をもっています。

簡単に言い換えると、

⇒・性同一性障害とは、トランスジェンダーの一種

⇒・性同一性障害とは、"自分は何者か"という点と、"自分の体の性別"が一致しない人のこと

⇒・トランスジェンダーの人の中には、反対の性別の格好をするだけ(化粧、女装、男装など)でいい人もいる

⇒・性同一性障害の人は、自分の性別と、体の性別を合わせるために"治療"を受ける(ホルモン注射、適合手術など)

といったところです!

ですが、おそらく、

LGBT の分野は、

まだまだ科学的な統計や研究は進んでいません。

これに関する

確かな情報

絶対に正しい知識

はまだないとは思います。

なので、おそらく諸説あります!

が、

僕が、当事者として、共感できる、
信憑性の高い情報を選びました。

新しい知識としては、かなり参考にはなると思います。

と、いうわけで!
お待たせいたしました!!

性同一性障害について、よーーーく勘違いされること4選!

その①なりたいんでしょ?

です。

要は、"反対の性別になりたいんでしょ?"
という、はなはだ勘違い発言その1です。

⇒あなたも、生まれたときから、自分の性別を疑ったことはないはず。

⇒それと同じように、僕も疑っていませんでした。僕も男だな。と思っていた。

⇒しかし、体が女性化してくる(体は女性なので。)ので、違和感。

⇒気持ち悪い、自分じゃない、自分が頭おかしいのか、我慢すれば治るか、死にたい、しんどい、くるしい。

つまり、

・"なりたい"というよりは、"本来の自分に戻りたい"

・"なりたい"というよりは、"もっと本当の自分を生きたい"

の方が近いです。

これは、医学でもかなり寄り添った対応がされていて、
今までは、

・性転換手術⇒性別を変える手術

と呼ばれていたものが

・性適合手術⇒性別を正しい方へ合わせる手術

と呼ばれるようになっているのも、

当事者は "なりたい" のではなく "戻りたい" 

という気持ちの証明でもあるかなと思います。

結論、
要は、男なんです。
(生まれたとき女でも。体がまだ女でも。あなたが女として接していたとしても。)

しかし、


ある人は、
"いや俺は、ち◯こがついてるから男なんだ!
お前はついてない!だからお前は女だ"

という方もおられました。

それを言い出したら、

⇒俺は手足があるから人間なんだ!手足がない乙武さんは人間じゃない!とか

⇒俺は肌が白いから日本人なんだ!松崎しげるは日本人じゃない!とか

もう理屈として無茶苦茶!w

別に、アイデンティティーなんて、自分で決めたらいいのではないでしょうか。


だから人生っていう時間があるわけで。


いまある物的証拠に必死にならなくても、
自分が自分である証拠をつくっていくのが人生なんじゃないでしょうか。

と感じます。

でも、もちろん、
誰だって、自分が正しいと思うし、
誰だって、初めて見るものは驚くし、
誰にだって、偏見はある。

だからそんな人にも、
ちょっとづつでも、新しい気付きとして僕みたいな存在が生かせたらと思います。

1つめが少し長くなりましたが、
続いてはサクッと!(できれば)

性同一性障害について、よーーーく勘違いされること4選!

その②もったいないよ!

"せっかく女としてかわいいのにもったいない!"
(ありがとうございます笑)

"せっかく女として生まれたのに、女として生きないなんてもったいない!"

これもよく言われる勘違いです。

勘違い、というか、
ずれた、指摘、アドバイス?かもしれません。

これは当事者からすると、

⇒せっかく生まれたからこそ、本当の自分で生きたい。

⇒せっかく生まれたからこそ、生きたいように生きたい。

⇒体が気持ち悪くても、本当の自分じゃなくても、違和感に溢れていても、無理して自分にウソをついて生きる方が、よっぽどもったいない!

です。

はいどんどんいきます


つづいて!

性同一性障害について、よーーーく勘違いされること4選!
その③男に興味がないの?

です。

これは、性同一性障害の方の、恋愛対象についての勘違い。

要は、
⇒恋愛対象として男に興味がないから、男として生きてるの?

的な意味らしいですが、

これはもうシンプルです。

⇒"恋愛対象"、と、"自分が何者"(性自認という)かは、
まったく別の話です!

⇒もはやゲイ、レズビアン、バイセクシャルの方もいらっしゃるので、男でも女でも、どっちを好きになる可能性は十分ある。

⇒ちなみに科学的に、完全な異性愛者は存在しないそうです。(だから、誰でも同性愛者の気質が数%は必ずある。)

⇒性同一性障害は、"自分は何者か" に関する違和感がある人のこと。

⇒性同一性障害でも、恋愛対象は、同性が好きな人もいるし、異性が好きな人も、両方もある。

⇒ただ、学校の保険の授業や教科書に、子供をつくる時の男女のセックスについて習うため、少々偏った知識になってしまうことは無理もない点もある。(今はLGBT の記載もあり、授業もしている学校が多い)

結論

性別と、恋愛対象は全く別の話。

です。

 

ここまで、
読んで頂きましてありがとうございます!

ついに、ラスト!

性同一性障害について、よーーーく勘違いされること4選!その④他人に紹介するときに"この人本当は女なの"

要は、当事者を他者に紹介する際に、

"この子ほんとは、女なんだ。"

と説明してしまうのが良い、
と思ってしまう勘違い。
(これはやばいやつですが。w)

でも、確かに、

性同一性障害の友達を別の友達に紹介するとき、

なんて説明すれば、

どこまで本当のことをいえば、

どう表現すれば傷つかないか、

など、一番気を使うかもしれません。

しかし、実際

この答えもシンプルで、

当事者としては、

⇒その子が今生きている方の性別で紹介する

のが一番かな、と思います。

⇒当事者が、男なら(男として生きている)男と紹介する。

⇒ただし、カミングアウトはするもしないも、やり方も個人の自由。

⇒頼まれていないのに勝手に自分の見方、思い込みだけで紹介するのは、よほどの信頼が成り立っていない限り、傷つけてしまう可能性もある。

⇒生き方も、自分の表現の仕方も、自由にさせてあげるのが重要。

⇒どうしても、どう紹介すればいいか、どう捉えていいかわからなければ、本人に直接聞くのが一番。
(自分の存在を尊重するために考えてくれているのであれば、聞かれた側は、全く嫌な気はしません。)

以上です!

マイノリティにも、

そうでない人にも、

必ず

偏見

や、

知らないこと、

はあります。

理解できなくても、共感できなくても、

知っておく。

だけで、かなり行動や考え方が変わってくるかもしれません。

📽️記事を動画にもしています!
よろしければまた、覗いてみてね😉👇
⇒ https://youtu.be/y_3pLgzms9Y

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

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