世界一周日記 #7|記憶に残った料理3選
旅において食は欠かせない。
決して高級だとか有名だとかいうお店に限らず、現地っぽさを感じられることが、料理を美味しく感じるための大きな要素になって記憶に残っているのではないかと思う。
決して特別ではないんだけど美味しかったな、と記憶に残っている料理を3つ挙げる。
窯焼きのピザ@ミラノ
ミラノに到着した日の夜のこと。
日中にサンシーロやらスカラ座近辺だかを歩いた帰り道。
決して高級なお店ではなく、ローカル感がものすごく漂うピザ屋で食べたツナ&オニオンのピザなのだけど、でも、立派な窯が店内にあって、そこで焼いてくれるわけですよね。
おじさん達がワインを飲みながらおつまみをつまんでいる横で、席に着く。
店の奥の壁にかかったテレビで放送されているCS番組のPVを眺めていると、ついにピザが運ばれてくる。
焼きたてを出してくれるので、それは美味しく、いい具合の焦げ目がついていて、直径25cmくらいの1枚を白ワインとともにたいらげた。本場の味が、歩き疲れた身体に染みるような感覚でした。
アルパカのステーキ@クスコ
マチュピチュに行った翌日のこと。クスコの最終日ということで、市内観光をしながらお昼ご飯を食べるお店を探す。
席に着くと、まずインカコーラというおそらく現地の定番の飲み物であろう黄色の炭酸飲料があって、それを頼んだのだけど、新鮮な味で気分が高まる。コカ・コーラよりかは、オロナミンC的な味だった気がする(あまり覚えていない)。
そして出てきたアルパカのステーキ。決して臭みはないし、柔らかいし、もちろん珍しさも手伝って、なんか深く美味しさを感じたのを覚えている。
都内にもペルー料理を食べられるお店があるらしく、今度、ぜひ行ってみたいと思う。
豚肉の腸詰@プラハ
完全にビールとサッカーに影響されて美味しかった思い出なのだけれど、
3つ目は、プラハでの食事を挙げる。
この日はUEFAチャンピオンズリーグのベスト16の1stレグが開催される日で、お店を探すときにどこかしら試合が見られる所と思っていたのだけれど、このお店ではアーセナルvs.バルセロナの試合が放送されていた。
プラハ時間で20:45キックオフの試合。ちょうどスタメン発表のタイミングで席に着き、店内は空いていたのでテレビがよく見える位置に陣取る。
500mlくらいのサイズがあるビールを早速頼んで喉を潤し、ハイレベルな試合に熱中するうちに(当時はアーセナルも強豪と呼べるチームだったと思う...)、料理が運ばれてくる。
豚肉の腸詰めのスライスに、白と赤のワインで煮込んだ玉ねぎと、日本じゃ見かけない特殊なポテトを添えたもの。ビールはもちろん、このメインも美味しくて、試合の高揚感も手伝って酔いも回り、なんか記憶に残る夜だった。
試合は、メッシの2ゴールで、バルセロナが2-0の勝利。お店のお兄さんが、バルセロナファンであると言っていたものの、ゴールを割られたアーセナルの守護神がチェコ代表のチェフであったため、複雑そうな表情をしていたのを覚えている。笑
この旅の途中、サッカーに関するトピックは他にもたくさんあるので、その観点から振り返ってみても面白いかな。
今日の一曲
オロナミンCのような味がしたインカコーラからの連想。
森七菜 - スマイル
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