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エジプトの客引き達へ

「人生で1度はピラミッドを見たい!」という思いで今回行ったエジプト。
「エジプトはナイルの賜物」というくらいで、文化が興った歴史ある王国…とエキゾチックな魅力に惹かれていた私は、今回行き先に上手く組み込むことができ上機嫌でした。

しかしカイロ空港に着いたも束の間、えぐい客引きの数と迫力にびっくり。
「タクシー?」「ノーウーバーhere」「チープ」とみんな声をかけてきます。
エジプトのタクシーはぼったくりが普通に横行しているので、対策として既にウーバーを予約済みの私は無視。

駐車場に向かっていると、後ろから「チャイナ!!!!」とでっかい声で叫ばれました。
周りにアジア人風は私だけ。思わず振り返ると「ユー!ニイハオ!」と手招き。

え…人のことを国の名前で呼ぶの失礼すぎん…?

なんとなくとても嫌な気持ちになり、エジプトへのファーストインプレッション最悪。
空港でのその人だけかと思いきや、3日間の滞在中どこへ行ってもすごい客引きで、毎度「チャイナ」「ニーハオ」。

カイロ・ギザのみの3日間でしたが、一番酷かったのはピラミッドでした。

チケットの列に並んでいると横にいた現地人風の男性に「一緒に買ってあげるからお金を渡して」というようなことを言われました。
あとからプラスで手数料要求されるやつやん…と思い、「自分で買うから大丈夫」と言っても通じない。
その人から逃げるために隣のクレジットカード専用列に並び直して購入。
エントランスに行くと、私を見つけてまた追いかけてくる。ガイドしてあげると言ってるもよう。
振り切って入場した後見ると、列に並んでいる別の観光客に声をかけていました。貪欲…

入場してからもラクダや馬に乗って回らないか、とか道を案内してあげる、とか理由をつけて色々な人に付いてこられ、「いらない」って言っても「今なら〇〇ポンド」とか「ここでしか乗れない」とかでいなくなってくれない。
ありえんしつこさ。
でっかい声で「ノーセンキュー!!!」と言って早歩きでまくしかない。
常軌を逸したしつこさに加え、ようやく去ったと思ったらまた違う人がやってくるの繰り返し。つ、つかれる…

夢見ていたピラミッドへの感動も半減でした。

マーケットも同様で、「可愛い雑貨とコーヒー器具買お!」というルンルン気分で行ったのに、帰る頃にはヘトヘト。しつこい客引きをまくのに精一杯で何も買えず。

もう少し滞在が長ければ親切な人と出会えるチャンスもあったのかもしれないけど、今回の旅の中ではダントツで疲れた国でした。

客引きの人達へ。あんなにしつこくなければラクダも乗りたかったしマーケットでお買い物もしたかったです。もう少しお手柔らかに。

おしまい

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