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「うちの子、発達障害かも…」と不安な方に送る、開放ワーク

「うちの子の育ち、大丈夫かなぁ・・・」
「なんか他の子と違う気がするんだよね・・・」
「もしかして発達障害?アスペルガー?不安・・・」
という心配をお持ちの方、案外たくさんいらっしゃるかもしれません。

なかなかセンシティブな内容ではありますが、不安を抱かれている方の一助となればと考え、ワークを描きました。気になる方のみ、よければお試しください。

発達障害とは何か?

この言葉、ここ数十年で急速に増えてきていることにお気づきでしょうか。不思議に思いませんか、なぜ昭和や平成のはじめのころはほとんど聞いたことがなかったのか。昔からあったのか?いまだから、増えてきた?そうだとしたら理由は?考えてみると色々と気がつくかもしれません。

そもそも発達障害ってなんなの??
解釈は本当に多様で、ネガティブに解釈する方もいれば、ポジティブに捉えている方もいらっしゃるでしょう。

「本人が困っている」なのか「周りとあわせられない」のか。
「個性」なのか「天才肌」なのか「感覚派」なのか「特徴的」なのか。

どれもいいと思います。間違いでも正解でもないでしょう。
ただ、この2点は大切だと思います。

・あなたが、どんな意味づけをしているのか。
・あなた自身の理解なのか、他人からの影響なのか。

なぜ、不安なのか?

お子さんが「発達障害かもしれない」という不安は、あなたの内側からきています。ではどうして「発達障害かもしれない」ことが不安なのでしょう。その本当の理由、深い部分の理由を、ご自身で探ってみたことはあるでしょうか。

人によっては、ちょっと辛いかもしれません。
ですが、自分の不安の根底を探ることで、多くの場合あなたのなかに軸ができます。この軸は子育てで直面する様々な問題やポイントに応用できるので、やってみて損はないと思います。

時代の流れを考えると。

いま、感染症等で社会はすっかりオンライン化しています。AIも参入し、ますます自動化も進んできます。そうなると当然、仕事の形が変わるわけですが、”人間”にしかできないこととは一体なんでしょうか。

そんな激動の時代の最中にいる、私たち大人と子どもたち。果たして”発達障害”とは、どんな意味をもたらすでしょうか。

これから何年先になるかは分かりませんが、個性や得意分野、好きなことが仕事になる時代になります(というかもうなっていますね)。学校の仕組みも価値も、まるで変わっていくでしょう。学校では座っていられないかもしれないけれど、何の問題もなくなるかもしれません。むしろ、一部が尖っている人の方が人生をよりよく生きられるようになり、今で言う「普通」の人が逆にしんどくなるでしょう。周りの人に合わせる必要もなくなり、「あなたは、どう生きたいのか?」が問われる時代となります。
 いわゆる”発達障害”というくくりにある人たちは(たぶん僕もそうです)、自らの意志をしっかりと認識している方が比較的多いように感じます。ですので、激動の時代を先取りしていると捉えることもできます。

これらは僕の主観的な予想ですので、あっているかは分かりません。あなたは時代の流れをどう感じるでしょうか。これから先の未来、どんな時代がくると考えていますか。発達障害について、あらためてどう感じるでしょうか。

ワーク①
あなたにとって「発達障害」とは何でしょうか。それはなぜですか。
ワーク②
あなたがもし発達障害について不安に感じているとしたら、まずその不安な気持ちに寄り添ってみましょう。気持ちを味わい尽くし、ノートに湧いてくるだけ書き尽くしてみてください。そしてその気持ちに「そうかそうか」「そうだよね」とヨシヨシと共感してあげましょう。
ワーク③
お子さんが発達障害かもしれない。その不安はあなたの根底のどのあたりから来ていると思えますか?あるいは、あなた自身ではなくあなたの外側からもたらされているとすると、どこから来ているでしょう。

人を縛るものとは?

人はなぜ、誰かがつくった概念によって縛られるのでしょうか。
「発達障害」もそう。「人種」もそう。「宗教」もそう。

考えてみてください。
私たちは、皆 同じ ”ひと” です。

顔も肌の色も声も形もみんな違います。外側も違えば、文化や考え方など、内側も当然違います。”違う”ということが自然界においてナチュラルなことなのに、どうして「違ってはいけない」と感じるようになるのでしょうか。そこには何があるのでしょうか。

”ひと” には、みなそれぞれ異なる意志があります。
発達障害だとしても、そうでないとしても。お子さんという人間には、お子さんだけの意志があります。そしてそれが必要だったから生まれてきているはずなのです。

誰かが作った縛りに必ずしも囚われる必要はありません。
大切なのは、あなたがどう捉えるか。あなたにとって「発達障害」とは何なのか。もし不安になるならそれはなぜか。

お子さんが特別な存在なのは、障害の有無は関係ありません。どんな人にとっても、お子さんは特別な存在なはずなのです。あなたがお子さんを愛おしく大切に感じるその気持ちや感覚を、ありのままお子さんに送ってみてください。そして、「発達障害」という枠を越えて、お子さんという世界にたったひとつのいのちを、あなたのいのちの奥底から感じてみてください。

ワーク④
もし、人類のあらゆる”差”や”違い”、”縛り”が無くなったとしたら。これから世界はどんな風になっていくでしょうか。あなたのお子さんへの眼差しや願い、想いに、何か変化はあるでしょうか。

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